日大アメフト前監督ら「指示はなかった」立件見送り 「胸クソ悪い」と批判相次ぐ

日大アメフト部の危険タックル問題について、警視庁は内田前監督らがタックルを指示していないと判断。

アメリカンフットボール
(8213erika/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

日本大学アメフト部の「危険タックル」問題で、警視庁は内田前監督らが相手選手へのタックルを指示していないと判断したことがわかった。

報道を受け、ネット上では怒りと不満の声が相次いでいる。


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■タックルの指示はなかったと判断

この問題は、ことし5月に行われた日大と関西学院大との定期戦で、日大アメフト部の宮川泰介選手が関西学院大の選手に悪質なタックルをしてケガをさせたというもの。

タックルをされた相手選手側が、内田正人前監督と井上奨前コーチを、傷害の疑いで刑事告訴していた。

報道によれば、その後、警視庁が200人以上の関係者から事情を聞いて当時の状況を検証した結果、反則行為を指示した言動は確認できなかったとし、タックルをさせる指示はなかったと認定した。

警視庁は、内田前監督らを書類送検する方針とのことだが、東京地検は立件を見送るとみられているようだ。一方、警視庁は宮川選手については傷害の疑いで書類送検する方針だという。

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■「宮川くんかわいそう」「これはひどい」

しらべぇ既報のとおり、宮川選手は「顔を出さない謝罪はない」と記者会見を開き、反則行為の指示があったことを明かした。その様子にネット上では「胸が痛い」「涙が出る」と同情の声があがっていた。

その印象もあってか、報道を受けてネット上では「納得がいかない」「胸クソ悪い」と批判が相次いだ。

「最低。宮川くんかわいそう」


「これでは宮川選手が浮かばれません。例え関西学院大の被害者側から寛大な処分を求める嘆願書が出ていても、試合中に直接指示がなくとも、試合前から宮川選手を追い詰めていた事には変わりないんじゃないでしょうか?」


「これはひどいなぁ。宮川選手は加害者であり被害者であると思うよ。内田氏とコーチが見逃されるなんて許されないよ」


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■「パワハラやいじめはなくならない」

また、この問題をいじめやパワハラに例える声も目立つ。

「つまり生徒が勝手にやったってことになるんか? こんなんじゃいつまでたっても日本はいじめもハラスメントも無くならないね」


「世の中って頭のおかしい大人が多いんだなぁ。全部生徒にだけ責任を押し付ける気かな?」


「怒りで腸が煮えくりかえる、とはこのことか。これがおとがめ無しなら、パワハラというものもこの国からはなくなるな…」


疑問や批判の声が相次ぐ今回の報道。一部では「圧力では?」との声もあがっているが、それだけ世間は納得がいっていないということだろう。

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(文/しらべぇ編集部・鳩麦エスプレッソ

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