不倫した夫に46回も刺された妻 懲役20年の出所後は「一緒に暮らしたい」と法廷で宣言
イギリスで起きた事件、25歳の夫が21歳の妻をめった刺しに…
2018/11/04 13:00
イギリスのケント州に住むマイケル・バーナード氏(25歳)は、「自宅で妻を襲った」として懲役20年を言い渡された。妻のシャノンさん(21歳)をナイフで刺し、肺、肝臓、腸を含む複数の傷を負わせた疑いだ。
シャノンさんは胸部だけでも14回刺され、内臓まで達した傷は4ヶ所、そして腹部にいたっては10ヶ所の刺し傷があった。両方の肺はつぶれ、皮膚移植が必要なほどの傷が体に残された。
■自分の不貞を認めつつ逆上して妻をめった刺し
事件は、マイケル氏が脱法ドラッグを摂取し、知り合いの女性と関係を持った2週間後に起こった。マイケルは自らの不貞を認めたとされているが、ある朝、シャノンさんが目を覚ますとナイフを持った夫がソファの横に立っていたという。
「お前を殺してやる」と何度も叫びながら、そのナイフを妻に振りおろした。シャノンさんは「刺された衝撃をすべて覚えている」と警察に語っており、彼女を診た医師によると「生き延びたのは奇跡だ」という。
■法廷での妻の意外な反応
しかし先週の金曜日、ケント州の法廷で殺人未遂の判決を聞いていたシャノンさんは、2人の将来について聞かれた際にこう答えたのだ。
「2人で描いた人生を過ごしたい。そして子供がほしい」
これまでもシャノンさんは何度も面会に訪れ、今後は週に2回は夫に会うと宣言している。法廷弁護士のテイラー氏に夫を許すかと問われ、彼女は「もちろんです」と返した。
■恋は盲目、愛は狂気?
このニュースを伝えた現地の記事には、多くのコメントが寄せられている。
「殺されかけたのに一緒に暮らしたいだなんて…信じられない」
「ストックホルム症候群?」
「妻を愛し尊敬する夫は浮気なんかしない。シャノンは20年も待たなくていい。もっといい人がいるはず」
“Love is blind”、恋は盲目というシェイクスピアの名言があるが、シャノンさんが探すべきは「本当の愛」なのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)