音楽はもう「スマホで聞く」もの? ストリーミングの普及で拡大か
ストリーミングサービスが、便利すぎて…
ワイヤレスイヤホンを耳につけて、電車などで音楽を楽しんでいる人もよく目にするようになった。彼らの大半は、スマホから音楽を聴いているのだ。
しらべぇ編集部では全国20〜60代スマホユーザーの男女918名を対象に、「音楽の楽しみ方について」の調査を実施。
「音楽は主にスマホで聴く」と答えた人は全体で27.0%と、約4人に1人もいることが判明した。この先、さらに増えていきそうだ。
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■家にコンポがない人も多く
性年代別では、20代から30代の若い世代に多くなっている。
若い人の中には、家で音楽を聴く環境がない人もいるようだ。
「家に専用のオーディオ機器とかもないので、音楽を聴く手段がスマホくらいしかない。それでも不便を感じたことはないので、音楽環境を整えようって気持ちにはこの先もならないと思う」(20代・女性)
■CDをよく買うアイドルファンでも
今でもCDを購入するのは、やはりアイドルファンだ。握手会などの特典目的で、CDをたくさん買う人が多い。
「僕はアイドルが好きなので、CDは家にたくさんある。ただCDを持っていながら、実際に聴くのはストリーミングで配信された音源ってことも多い。
CDから取り込む作業が面倒で。昔のカセットにダビングよりかは、ずっと簡単なはずなのに…」(30代・男性)
■ストリーミングの普及で音楽ファンも
フェスに行くような濃い音楽ファンでも、4割もの人がスマホをメインに音楽を聴いている。
音楽にこだわる人でさえスマホを利用するのは、ストリーミングサービスの普及が強く影響しているという。
「やっぱり、ストリーミングが普及しだしたのが大きい。僕の若い頃はCDウォークマンを使っていたが、途中で飽きないように替えのCDを何枚か一緒に持ち歩いていた。
それが今はスマホ1台あれば、数千万曲も持ち歩けるんだからすごい進化だと思う。しかもそれが月額1,000円前後の価格で楽しめるのだから、もうどうかしている」(40代・男性)
さらに若い世代では、「スマホ以外でどうやって音楽を聴くの?」と思っているかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代スマホユーザーの男女918名(有効回答数)