老人ホームの浴槽で女性が溺れ死亡 事故状況に「どの施設もありうる」と警鐘鳴らす声も
さいたま市緑区の老人ホームの浴槽で溺死した女性。安全管理を怠った職員が逮捕された。
■「5分間放置」に怒りの声も
また、溺死に気づくまでの5分間の放置に対して、「それはありえない」「驚きを隠せない」と怒りの声があがっている。
・ベルトの使用がなされていなかったことも確かに問題ですが、同業者として5分間も浴槽内の方から目を離していたことに驚きが隠せません
・介護施設に通うような人を5分間放置するなんていいの? それはありえない気が。睡眠中とかならまだしも、入浴中だからね…
こうした怒りの声の一方、「人手不足だから」と業界全体の問題だとする声もあがった。
・介護業界は人手不足だから、入所者の方を多少放置してしまうこともありうる。もちろん入浴中は問題だけど
・こうした問題はこの介護施設だけの問題ではない。深刻な人手不足によってこれからこういった事故は増えると思う
■5人に1人「介護経験あり」
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,365名を対象に「親族の介護経験」について調査を実施した。その結果、およそ5人に1人が「経験あり」と回答。
職員の安全管理の怠りにより、一人の女性が溺死するという痛ましい事故。しかし、ネットのコメントにもある通り、こうした問題は一つの施設のみならず、介護業界全体の問題でもあるのかもしれない。
亡くなられた方のご冥福を祈りたい。
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(文/しらべぇ編集部・東水 壮太)
対象:全国20代~60代の男女1,365名(有効回答数)