風疹の流行拡大が止まらない! 「昔かかったことがある」の思い違いにも要注意
流行拡大中の「風疹」。「小さいころにかかってるから」は本当か、改めて確認したほうがいいかもしれません
■症状は幅広い
風疹は感染後2~3週間の潜伏期間があり、その後に発熱、発疹、リンパの腫れなどの症状がある…と説明されることが多い。しかし、必ずこれらの症状ができるわけではなく、症状がないケースもあれば、意識障害や重い合併症を引き起こすケースもあり、症状は幅広いという。
また、現在は検査で診断されることがほとんどのようだが、過去は症状だけで診断することも多かったそうだ。風疹ではない、違う感染症でも同じような症状が出ることもあり、症状だけで風疹だと確定することは、ベテランドクターでも難しいのだとか。
■企業も「集団予防接種」
メディアでも繰り返し報じられているが、風疹ウイルスのおそろしさは、妊娠初期の女性が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがある、という点だ。
ロート製薬株式会社は、全従業員を対象に風疹ワクチンの予防接種を無料化することを発表するなど、職場で集団予防接種をする企業も出てきている。
妊婦や新たな命を守るためにも、とりあえず抗体検査を受けてみること、そして企業・個人ともに積極的に予防接種を検討すべきだろう。
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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)