「養育費を肩代わり」全国初の取り組みが話題 「子供の貧困が解消されるかも」
兵庫県明石市が11月から「養育費を肩代わり」するモデル事業を開始 発表に多数の反響が寄せられている
■未払いの養育費を肩代わりする事業
兵庫県明石市は11月から、「未払いの養育費を保証会社が肩代わり」する、全国初のモデル事業をはじめることを発表した。
・市が「保証会社」に業務を委託
・養育費が滞った場合、「保証会社」が不払いの養育費(月上限5万円)をひとり親世帯に支払う
・その同額を「債権」として相手方から回収する
…という流れだ。申し込みの条件は「離婚時に調停調書か公正証書で、養育費の支払いを取り交わしていること」。
■2018年度で効果の検証 その後本格導入の検討
離婚時に養育費を取り決めても受け取れないことが少なくなく、子どもの習い事などはおろか、親がダブルワークを余儀なくされる。結果、子供との時間も取れず体調を崩すという弊害が起きていたという。
この解決策への一歩として踏み出したモデル事業だ。2018年度は、18世帯分の保証料として90万円を当初予算に盛り込んでいる。「効果などを検証し、本格導入の可否を検討したい」と語っている。