『グッド・ドクター』山﨑賢人 天使レベルのかわいさをプレイバック
この夏の話題作『グッド・ドクター』が、今夜15分拡大SPで最終回を迎える
2018/09/13 06:30
7月12日の初回から、レギュラー・ゲスト問わずさまざまなキャストが素晴らしい演技で多くの人を魅了し、毎話みんなに温かな涙を流させる『グッド・ドクター』(フジテレビ系)。大きな話題を集めてきた本作が、今夜10時より15分拡大SPで最終回を迎える。
小さな命を助けようとする緊張感あふれるシーンが多い中、山﨑賢人演じる主人公・新堂湊のピュアな姿は「天使」「尊い」と癒される人が続出。緊迫したクライマックスを迎える前に、そんな湊の姿を中心にこれまでの成長をコンパクトに振り返っておこう。
画像をもっと見る
■トラブルも多かった序盤
自閉症スペクトラム障害でサヴァン症候群でもある湊は、小児外科医になって「すべての子供を大人にしたい」という願いを持っている。第1話では横紋筋肉腫を再発した将輝(嶺岸煌桜)と、ウルトラマンの話で盛り上がるなど、子供たちとはすぐ仲良しに。
一方で、コミュニケーションの問題から周囲になかなか理解されず、仕事を任せてもらえない。
低出生体重児で、腸のほとんどが壊死状態に加え壊死性腸炎の赤ちゃんのため、プレイルームから大量のおもちゃを持ち出そうとして、トラブルになる場面も。
第3話では、指導医の瀬戸夏美(上野樹里)と共に必死で助けようとしたが、重篤ゆえにたらい回しにされた市川美結(竹野谷咲)は、救うことができなかった。しかし、湊が繕った美結の服と「ラジオたいそうカード」を届けたことで、遺族の心が少しだけ救われる。
声を発しなかった少女・あかり(高松咲希)が虐待を受けていたと知った湊は、命だけでなく、心まで救いたいと奔走。秘密を守ると約束したために、解雇されそうにもなったが、無事に誤解も解けて病院に残ることができた。
■少しずつ理解者が増え
膨大な知識と深い洞察力で、危機的な場面に的確な意見を言う湊のスキルは、少しずつ認められるようになってきた。厳しい態度の主任・高山誠司の意見をきちんと守り、成長する様子を見せ、夏美のアシストもあって小児外科の中で居場所を作っていく。
高山にも認められたことで、自信を持って生き生きと診察できるようになった湊の姿は、観ているほうも嬉しくなるほど。
しかし、かつて自分を虐待した父親が金目当てに現れ、兄・航が死んだときの真実を知った際には、院長・司賀明(柄本明)に「僕じゃなくてお兄ちゃんを助けたほうが、みんな幸せでした。僕のほうが天国に行くべきでした!」と切ないセリフも。
小児外科になることへの夢も失いかけるが、夏美から「あの日、生かされたあなただからこそ、今できることがあるんじゃないの?」と諭されたことをきっかけに、立ち直ることができた。
森下伊代(松風理咲)の担当医にもなった湊だが、高山からの信頼の高さを先輩レジデント・中島仁(浅香航大)にやっかまれる。
しかし、元小児外科の患者・倉田菜々子(福田麻由子)が再び病魔に襲われ、卵巣を全摘出することになった際には、中島の調べていた文献から体外受精できる可能性を残すことに成功し、「全部、中島先生のおかげです」と言ってチームに一体感を生む。
さらに第8話では、腫瘍から出血し緊急手術が必要な早見陽翔(鳥越壮馬)のため、科長・間宮啓介(戸次重幸)に執刀を懇願。「間宮科長ならできます!」と力説し、間宮の小児外科医としての魂に火をつける。
この後「間宮科長ならできます!」が“魔法の言葉”化すると、湊だけじゃなく間宮まで、ものすごくかわいいことになっていた。
伊代の移植に関する告知では、姉・汐里(松井愛莉)の意見を尊重して、高山に成長を褒められる場面も。第1話では家族の希望や心情を考えることができず、トラブルを起こしていただけに、湊の成長をよりはっきりと感じるシーンだった。