主婦300人に聞いた「レタスの選び方」どれが正解かわからない… 本当にいい野菜を見わける方法
レタスの選び方知ってる?
提供:日本マクドナルド
■レタスの選び方は難しい?
たとえばトマトは色でわかるものの、わかりづらいのはレタスなどに代表される葉物野菜。
実際に主婦300人に「レタスなど葉物野菜を選ぶ方法」を知っているか聞いたところ、約6割が知らないという結果に。
■主婦に選び方を聞いても…
しかも、レタスを選ぶ方法を具体的に聞いても
「外側の葉が傷んでいないか」
「しなしなになっていないか」
「切り口がみずみずしく、変色していないもの」
「重さが重いものを選ぶのと葉がヨレヨレではないか」
「あまり重すぎないもの」
など、回答がみなバラバラで、何が正しいのかわからない…。
■どんな選び方が正しいのか?
これはどんな選び方が正しいのか、絶対知っておきたい! そこで、本当にいいレタスを見わけるコツを、レタスに詳しいであろう人に聞くことにした。取材をしたのは、以下の3名だ。
■レタスのプロ3名にインタビュー
まず1人目は、レタスだけでなく野菜すべてのプロである『八百屋』。
2人目は「ビッグマック」や「てりやきマックバーガー」など、レタスを使ったハンバーガーを日本一作っているであろう『日本マクドナルド』。
3人目は、使用する野菜にこだわる『イタリアンのシェフ』。彼らはいったいどのような選び方をしているのだろうか?
■八百屋の回答
取材した八百屋は、老舗青果店『山口青果』店主の与田敏宏さん。
「お客さんの視点で言うと、葉のみずみずしさも大事だけど、やっぱり芯の色が白くて持った時にそこまで重くないものがいいのではないでしょうか。ただ、八百屋の視点で言うともっとも重要視しているのはやっぱり『旬の産地』ですね。
八百屋は中心の芯から伸びている部分と葉に近くなる部分の高さの差が大きいレタスを“タコ足”と言うのですが、そういったレタスはあまり品質がよくありません。
なので、私の店では時期により、取り寄せるレタスの産地をわけています。いまの時期でしたら、長野がいいですね。タコ足のレタスが出てくるとその産地の旬が終わったと考え、取り寄せる産地を変えるんですよ。
たとえば九州だけでも熊本や大分など、さまざまな県でレタスが生産されていますので、店に置くレタスはいつでも旬の産地のものが出るようにしています」
なるほど、やはり芯と重さは大事な部分のようだ。重さについては重いものや軽いものと意見が分かれていたが、八百屋は重すぎないものがおススメらしい。
■日本マクドナルドの回答
お次は、日本マクドナルドの食品安全・品質システム部コンサルタントの杉山典子さんに聞いてみると…
「マクドナルドのレタスは、一般的に売られているレタスよりもやや大きいサイズを使用しているのですが、芯の色や大きさ、硬さが重要なところは一般的なレタスと変わらないと思います。
また、芯以外ですと持ったときにズッシリ重いものではなく、ふんわりと弾力があるものが、食べたときにシャキッと柔らかい食感のレタスです。葉が詰まっていて重すぎるものは”ガチ玉”と呼ばれ、繊維質で食感も味もあまりよくないです。
ちなみにマクドナルドのレタスはサプライヤーを通して南は沖縄、北は北海道から仕入れており、いつでも旬のレタスを使えるようにしています。
また、国内で気候や季節により旬のレタスがない場合に備えて、台湾・アメリカから輸入したものも使用しています。
ほかにも使用する水や土地の調査など”マクドナルドGAP(農業生産工程管理)”という食品安全にもとづいた厳しいルールも設けており、ビーフやチキンなどのメイン具材だけでなく野菜も安全・安心で美味しいものを提供できるよう徹底して管理しているんですよ。
また、鮮度を保つためにマクドナルドでは低温管理も徹底しています。個人的にもレタスには愛情がありますので、ぜひバーガーのレタスも残さず食べてくださいね(笑)」
やはり、全国から仕入れるくらい旬が大切ということが分かる。それにしてもマクドナルド独自の厳しいルールを設けていることに驚いた。
■イタリアンのシェフの回答
最後は、日常的にサラダでレタスを使っているという、ミシュランでビブグルマンを獲得したイタリアンレストラン『イルフォルノドーロ』を営む原田将和さんの意見。
「芯の色が白いことと、やっぱり持ったときに重すぎないものですね。重くてギッシリ詰まっているものは育ちすぎて硬くなってしまっているので、サラダにしたとき食感が悪いんです。
なので、身が詰まりすぎていないものを選ぶといいのではないでしょうか? もし持っただけでわからなければ、家庭用なら半分に切ってあり断面がわかるものを買うといいと思います
あとはやっぱり旬の産地のものを使うのが重要ですね。いくら名産地でも旬を外れていたら美味しくないことは多いですし…。
ほかには僕はレタスだけでなく、野菜を見るときは直接生産地に行って土壌も問題ないか確かめます。土づくりにもこだわっている農家の野菜は本当に美味しいですからね」
なるほど、確かに重さはなんとなくわかっても、詰まり具合は素人にはわかりづらい。半分に切ってあるものならそれがわかるので、初心者はカットされたものを選ぶといいかも。
■レタス選びに肝心な部分3つ
結果としては、3名全員がほぼ同じ答えだった。『芯の色が白いもの』『重すぎないもの』『持ったときにふんわりしているもの』の3つが肝心なようだ。
毎日野菜を主婦に売る八百屋、たくさんのレタスをバーガーに使うマクドナルド、美味しいサラダを提供するシェフ、こだわっているポイントが同じということが興味深い。
■マクドナルドのレタスには強いこだわりが
また、店での選び方以外にも3者が重要視していたものが『旬の産地のものを見極めて使う』こと。
マクドナルドも農家もシェフも、消費者が手に取ったり食べたりする前になるべくいいレタスを提供できるよう、最大限の努力をしているのだ。
マクドナルドのホームページには大切に育てられたレタスへのこだわりについて詳しく記載されているので、ぜひ一度見てみよう。
杉山さんからはマクドナルドのレタスに対する愛情がヒシヒシと感じられ、その想いの強さにバーガーのレタスを1枚も残さず食べようと思えた取材だった。
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(取材・文/しらべぇ編集部 提供/日本マクドナルド)雨間 ゆうすけ