「お盆玉」の認知度上昇 お盆に子供や孫にお小遣い「こっちが欲しいわ」の悲鳴も
お盆の時期、子供や孫にお小遣いをあげる「お盆玉」。ネット上では嘆きの声も…。
■「こっちが欲しいわ」「元気玉で十分」
「帰省してくる子供や孫がいる」と答えた割合は64.4%。そのうち約半数が「帰省にかかる交通費を負担している」と回答し、平均負担額は30,100円。さらに、交通費以外で子や孫が帰省した際に使う金額は、平均44,500円となっている。
つまり、子供や孫が帰省してくる際の平均負担額の合計は74,600円。ここから、「お盆玉」の平均金額と発表された平均金額5,800円が追加…。「お盆玉」の調査結果や平均金額を知り、ネットでは賛否両論。
しかし、子供や孫への負担が高額であることもあり、嘆きの声も多数みられる。
・年金暮らしにこの負担額はつらいでしょ。変なもんつくるなって。ただでさえ夏休みはお金かかるんだから
・待って、待って。大人たちは子供たちに楽しい思い出をつくるために、ただでさえ時間と金を捻出してるのに、お金もあげろってか。こっちが欲しいわ!
・やめてほしい。 お年玉も家計に響くのにあげざるを得ない風習… お盆玉も当たり前な世の中になったら正直辛い。
・熱中症に気を付けて、の想いを込めて、塩飴を「元気玉」と差し上げるので十分
・じいじやばあばが交通費を負担しないと帰省しないのか、涙が出るわ
■風習化はつらい?
そもそもお盆玉は、2010年に包装資材・文具メーカーの株式会社マルアイが「同社による造語」と紹介し、商標登録も行っている(2010年8月23日出願/2011年4月22日登録)。
その後、郵便局で「お盆玉袋」が発売されるようになってから、少しずつ認知されるようになったとか。
遠距離などで普段は子供や孫に会えない人もいるだろう。「会えたときくらいは喜ぶ顔が見たい!」という気持ちでお金をプレゼントするおじいちゃんやおばあちゃんも少なくないのかもしれない。ただ、お年玉のように風習化してしまうと苦しく感じる人も少なくないはずだ。
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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)
対象:全国20代~60代男女1,376名(有効回答数)