山﨑賢人『グッド・ドクター』 救えない命があるリアルに号泣者続出
たらい回しや救えなかった命、全力を尽くした医師を責める親――そのリアルさに…
2018/07/27 14:00
主演の山﨑賢人をはじめ、上野樹里、藤木直人らキャストたちの演技力の高さにも、称賛が集まっているドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系)。
26日夜10時より、重篤患者の「たらい回し」など救急医療の問題点を描いた第3話が放送された。
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■病院をたらい回しに…
新堂湊(山﨑賢人)が病院のガイドラインを破った責任を取って高山誠司(藤木直人)が謹慎となり、瀬戸夏美(上野樹里)をはじめ小児外科のスタッフは大忙し。そんな中でも夏美は、翌週に控えた手術を怖がる石山舞(中島琴音)のため、手術を優しく解説した絵本を描いて渡し、手術を受けるよう説得していた。
エース不在の小児外科に「たらい回し」された6歳の重篤患者、市川美結(竹野谷咲)が運び込まれる。美結の両親である英雄(髙橋洋)と詩織(前田亜季)は、夏美と湊に娘を助けてほしいと懇願する。
小児外科長・間宮啓介(戸次重幸)は他の病院に回すよう指示するが、夏美は「苦しんでいる患者が、目の前にいるのに、平気で見捨てる医者に私はなりたくありません!」と言い、自分が手術をすると宣言。
連絡のついた高山が病院へ向かう中、夏美と湊たちは美結の命を繋ぎ止めるため、手術を開始するが…。
■「命を救えない」というリアル
重篤ゆえにたらい回しにされ、搬送された時には既に手遅れの状態だった美結を救うことはできなかった。両親は子供を失ったやり場のない気持ちを「お前が美結を死なせたんだ」と夏美にぶつけ、医療ミスを訴える――。
医療ドラマでは、往々にしてスーパードクターが患者の命を救うヒーローとして登場するが、全力で助けようとしても幼い命が救えないストーリーに「これがリアルなんだろうな」と感じると共に、実際の現場の医師たちのことを考え、やり切れない気持ちになった人が多い。
#グッドドクター
たらい回しは現実でも腐るほどあるんだろうな…— めぐ (@jamtpgwm025483) July 26, 2018
何でそんなこと言うの…
パニックになって、誰かを責めたくなるのは分かるけど…あんだけたらい回しにされて、やっっと引き受けてくれたのに…(;_; )
助けられなかったら「殺した」と言われる。
その言葉が医者の心を「殺す」。#グッドドクター— み〜 (@mu_msksd0221) July 26, 2018
命を救ってくれる医者が、どうしても命を救えなかったことでまるで遺族に犯罪者のような扱いをされ、自分自身も後悔に苛まれるなんてなあ………やり切れないよなあ…………
— tomomi (@tomomi30) July 26, 2018
https://twitter.com/monta0922/status/1022482076711366656
ドラマというエンターテインメント性だけに止まらず、小児医療の現実に光を当て、湊が願うような理想に近づく環境になってほしい――そういった制作陣の想いが込められた展開に、深く考えさせられる。