アラサー女子の本音を晒しすぎな『恋のツキ』 安藤政信の赤裸々発言に徳永えり赤面

赤裸々なアラサー女子の生態が…

■アラサー女子の本音がダダ漏れ

本作の内容を改めてチェックしてみると…

徳永えり,渡辺大知
((C)新田 章/講談社/(C)「恋のツキ」製作委員会)

平ワコは、恋人のふうくんと同棲を始めて3年目に突入。
付き合った当初ほどのトキメキはもう感じられないけれど、31歳という年齢を考えると別れるという選択肢を考えることはできなかった。

徳永えり,神尾楓珠
((C)新田 章/講談社/(C)「恋のツキ」製作委員会)

そんな時、バイト先の映画館で超タイプな伊古ユメアキと出会う。同じスニーカーに好みの映画、多くの共通点にトキメキは増すばかり。彼が高校生と知っても浮き立つ気持ちを抑えることができないワコは…。

徳永えり
((C)新田 章/講談社/(C)「恋のツキ」製作委員会)

実際に試写を観て感じたのは、ワコの言動にはアラサー女子の本音がダダ漏れすぎていて、「深夜に観ながら共感が高まりすぎて、悲鳴をあげちゃう女子が出そう」ということ。

マンネリ彼氏との関係に「これでいいんだよね」と自分に言い聞かせながら、でも突如目の前に現れた、キラキラした男の子へのトキメキを女として宝物のように思ってしまうし、忘れられない元カレとの触れ合いの感触が、記憶に残っていたり…。

そういう表にはなかなか出せないリアルな感情が、白日の下(深夜だけど)に晒されてしまう――しかも徳永の演技力が高いため、伊古くんとの恋といったファンタジー性はあっても、ワコの感情をダイレクトに「あるわー」と認めざるを得ない気分になるのだ。


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■やっぱり「どっちも」

徳永えり

取材陣から、役としてではなく「ふうくんと伊古くん、どちらを選ぶか」問われた徳永は、

「正直『どっちも』の気持ちもあるっていうのが、たぶん本音。私の友人たち、同世代ってちょうど本当に、どっちもあるんですよね。結婚して子供もいる人もいるので、一概に“みんな”とは言えないですけども、少なからず私の周りにいる同世代の女子は、本当にワコさんと同じことを言うんですよ」


と、自身の気持ちを含めてリアルなアラサー女性の感情を語っていた。

第2話の中で、バイト先の女子大生・水野晴子(伊藤沙莉)から「平さんは『あきらめ上手』だから」と言われるシーンがある。

年齢を重ね、周囲からは地に足をつけ、さまざまなことを現実的にやり過ごしているように見える姿を表した「あきらめ上手」という形容自体も絶妙だが、そんな風情を漂わせながら、心の中にある欲望を抑え込むことなく、伊古くんとの関係に踏み出してしまうワコのキャラが際立つ。

本当は「あきらめてない」し、まだ「どっちも」なアラサー女子のリアルな生態を描いた『恋のツキ』。うっかりカップルで観ると、「お前もそうなの?」攻撃の可能性があるので注意が必要だ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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