ファミレスに喫煙席って本当に必要? 問いかけに「地域差が大きい」の声

喫煙率は地域差がそこそこ大きいので、地域によって経営側が変えるというのは、ある意味合理的な考え方かも。

■地域によって変えるべき?

一方、「地域差がある」という指摘も。

・地域によって需要にかなり差があるんだけど、それを上手く拾い上げられていない印象はある


・東京なら要らない。地方なら要る


たしかに、喫煙率は都道府県によって大きく異なる。国立がん研究センターのサイトによると、全体の喫煙率は男性30.2%、女性8.2%(2016年)だが、喫煙率がもっとも低い奈良では17.1%に対し、北海道が24.7%と7ポイント程度の差が存在する。

なお、東京は低めで、18.3%。京都17.5%、大阪19.9%と、都市部のほうが全体的に低い傾向だ。

どのあたりが損益の分岐点になるか、また売上における喫煙者の消費額など、店によって異なる部分もあるだろうが、「地域によって変えていく」というのは、売上を上げるという意味でも有効なのかもしれない。


関連記事:「今まで吸ってたのに」「吐き気が…」 禁煙経験者の6割「タバコは臭い」

■全面禁煙化に賛成は約6割

しらべぇ編集部では全国の20代〜60代の男女1,344名に、飲食店での完全禁煙化について調査を実施。その結果、完全禁煙化に賛成と答えた人は57.7%という数値に。

非喫煙者の中にも、「飲食店の全面禁煙化はやり過ぎ」と考える人がいることがわかる結果だが、今後、禁煙席はビジネス的な観点からも減っていくのだろうか。

・合わせて読みたい→8割の飲食店が影響・廃業危機 受動喫煙防止条例に「とんでもない悪法」「個人店は許して」

(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年12月15日~2017年12月18日
対象:全国20代~60代の男女1,344名(有効回答数)

【Amazonセール情報】ココからチェック!