「妊娠したら指輪を外し、ネイルも落として」 医師からの警鐘に背筋が凍る
妊娠したら指輪を外さなくてはいけない理由って? 命に関わる重大なリスクに戦慄
妊娠すると身体に様々な変化が訪れ、予期せぬトラブルに見舞われることも、決して珍しくない。
ある産婦人科医のユーザーが、「妊娠した女性は必ず実行してほしいこと」をツイッター上で周知し、その「知らないと怖い」内容に反響が相次いでいる。
■「妊婦になったら指輪を外して」
ツイッターで呼びかけを行っているのは、産婦人科医(@syutoken_sanka)さん。産婦人科専門医が運営しているアカウントで、「妊婦になったら指輪を外してもらいたい」というツイートを投稿した。
なぜ、妊娠したら指輪を外すべきかと言うと、妊娠中は身体がむくむため、外れなくなってしまうことがあるという。また、緊急手術などでさらにむくみが酷くなった場合は、うっ血を避けるために指輪を切断する処置が取られることも。
さらに、万が一病院側が気づかず、手術中に電気メスを使用して指輪から放電してしまった場合には、指の火傷は免れない。症状が酷い場合には、指輪どころか指を切断する可能性もあり得るという。
妊婦になったら、指輪を外してもらいたい。妊婦はむくむものだし、もし緊急手術などでむくみがさらにひどくなったら、指の鬱血を避けるために指輪を切断する可能性あり。また、病院側が気づかずに手術中に電気メス使って指輪から放電したら、指が大火傷になって最悪だと指切断とかあるかも
— 産婦人科医 (@syutoken_sanka) June 13, 2012
■「ジェルネイルも落として」と補足も
また、「指輪を外すだけでなく、ジェルネイルも落としてほしい」との補足コメントが寄せられ、こちらも反響を呼んでいる。
ネイルをしていると爪の色がわかりません。
麻酔をかけたりして呼吸状態が悪くなったとき、爪の色で血液中の酸素濃度を測ります。昔は採血するしかなかったものが簡易にリアルタイムでわかるようになりました。
酸素濃度の低下は命に直結します。妊婦でなくても危険ですhttps://t.co/fILTiQLOCV— 産婦人科医 (@syutoken_sanka) July 2, 2018
・手術の際は指にパルスオキシメータという医療器具を挟み、経皮的動脈血酸素飽和度(SPO2)を測定します。簡単に言うと身体の酸素量を測るものです。そのため、ジェルネイルでパルスオキシメータの透過光が妨げらると正しく測定値できないこともあり、とても危険だからです
ジェルネイルは、手術中に指に挟んで身体の酸素量を測る医療機器の透過光を妨げてしまうほか、呼吸状態が悪くなったときに爪の色で状態を診ることができないため、妊婦でなくても命に関わる重大なリスクがあるという。