サッカー日本代表、いよいよ運命のポーランド戦! 突破条件と見どころを整理

サッカー日本代表は、28日23時にFIFAワールドカップ・ロシア大会の3戦目を迎える。対戦相手のポーランド代表はどんなチームで、日本はどう戦うべきなのか。

■相手のモチベーションは下がっている?

「敗退がすでに決まっているのなら、次の試合で勝っても何の意味もない。ポーランドはやる気をなくしているのでは?」と考える向きもあろう。しかし本当にそうだろうか。逆の立場で考えてみてほしい。

仮に日本が2連敗を喫していた場合、監督や選手は「せめて勝ち点1くらいは取らないと、どの面下げて帰国したらいいか分からない」という気持ちになることだろう。ましてベスト16へ進出して当然と思われていたポーランドであればなおさらだ。

敗退が決まっているということは、残っているモチベーションは「プライド」しかない。国の威信をかけ、FIFAランキング8位の名に恥じない戦いを見せてからでないと終われない。そう強く思っているはずだ。

よって、ポーランドは死に物狂いで勝利を奪いに来ると考えられる。日本はそんな「手負いの獣」を相手に、引き分け以上の結果を出さなければならないのだ。


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■ポジティブな要素もある

このように、日本は決して楽観視できる状況にはないが、かと言って悲観的になるほど不利なシチュエーションというわけでもない。

まず日本としては、南米やアフリカ勢よりも欧州勢との方が戦いやすい。前者は比較的フィジカルの強さに物を言わせるパワーサッカー寄りの傾向があるが、後者はどちらかと言うと日本のスタイルに近い(厳密に言えば、日本が欧州のまねをしている)からだ。

また、日本代表には欧州のクラブで活躍している選手が多い。よって欧州サッカーには慣れているため、コロンビア戦やセネガル戦のような「思いもよらないプレー」が飛び出す可能性は低いと言える。

そして、日本代表チームがここまで非常にいい内容で結果を残していることも好材料だ。たまたま勝っているのではなく、きちんと質の高いサッカーで勝ち点を積み上げてきたことは、選手の大きな自信につながっていることだろう。

さらには、ポーランド代表がロベルト・レバンドフスキ(バイエルン/ドイツ)1人に頼りきったサッカーをしている点もプラス材料に挙げられる。チームとして成熟しているとは言いがたく、レバンドフスキさえ抑えれば何とかなる可能性は高い。

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