人を信用できない人たち 人間不信になった過去のトラウマエピソード
「人を見たら泥棒と思え」の精神が、広まっている。
テレビなどでは、絆の大切さを頻繁に伝えている。一方で現実の人間関係は、希薄になっていると感じる人も多いだろう。そんな中で、他者を信用する人はいるのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名を対象に調査を実施した。「人のことをあまり信用しないほうだ」と答えた人は、全体で43.4%。半数近くの人は、他者を信じられないというのだ。
■女性同士のトラブルで人間不信に
性年代別では、20代女性が半数を超える高い割合になっている。女性同士の人間関係は、トラブルが起きやすいと言われがち。信じていた人からの裏切りが、トラウマになるケースも。
「高校のときに片思いの人がいて、仲のいい友達もすごく応援してくれていた。しかし私に内緒で、2人が付き合っていたことを知りショックに。それ以来、女の友情は信じられないと思うようになった」(20代・女性)
「仲がいいと思っていた友達から、急に無視された。その経験をしてから、あまり人と深い付き合いをするのが好きではなくなった」(20代・女性)
■若い頃は人を信用した男性も…
一方で20代男性は、3割程度と少ない割合である。
「友達さえも信用できないなんて、寂しすぎる。心を許せる人がいないと、どうやってストレス発散するのかなって思う」(20代・男性)
しかし、男性も年齢が上がると、人を信用しない割合が増えるのだ。
「男同士でも出世に絡む嫉妬とかで、見えない火花が飛んでいる。私はあまりそんなことを意識しないけど、同期が勝手にライバル視してくるのがちょっと…」(30代・男性)
■対人操作をしようとする先輩
むやみに人を信用すると、怪しい人たちに騙されることも。
「あまり人を疑いすぎるのも良くないと思うけど、信用しすぎるのも危ないと思う。変な宗教の勧誘や健康食品を売りつける人たちなどに、つけ込まれて利用されそう」(30代・男性)
人間関係を操作しようと、あることないことを吹き込む人もいる。
「最初はフレンドリーで、いい人だと思った先輩。でもだんだんと、いろんな人の悪口を言ってくるようになって…。おそらく対人操作をして、自分の都合のいいように洗脳したいんだと思う。
私はその人の言うことをまったく信用していないからスルーできるけど、洗脳された子が手下のようになっている。その子はもともと悪い子ではないのに、先輩の影響のせいですっかり嫌われ者に…」(30代・女性)
人を信用したい気持ちはあるが、嫌な経験を積んでいくうちに信用できなくなってしまうのかも。
・合わせて読みたい→NEWS手越、替え歌で「嵐の口パク」を批判 嵐ファンがブチギレの地獄絵図に
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,477名(有効回答数)