タモリ、幕末偉人を産んだ萩市へ 「じつは火山の街」だったことに視聴者驚愕

『ブラタモリ』(NHK)でタモリが山口県萩市を訪問。萩市が火山の街だったことに驚きの声が上がった。

タモリ
(写真提供:JP News)

26日に放送された『ブラタモリ』(NHK)では、タモリと林田理沙アナウンサーが山口県萩市を訪問。萩市は伊藤博文や山縣有朋などの総理大臣が誕生したことで有名。また、幕末時代に活躍した偉人、高杉晋作もその一人だ。

そんな萩市が、じつは火山が点在していた「火山の街」だったことに、視聴者からは驚きの声が上がった。


関連記事:渡辺謙が登場の『ブラタモリ』 鹿児島愛あふれる案内役に癒される人続出

■町中で使われる安山岩はどこから?

江戸時代の町並みが残る萩市には、溶岩が冷え固まってできた安山岩が町中で使われている。そんな安山岩は、萩市の対岸にある岩から切り出され、町で使うために船で運び出されていたそう。

そんな石切り場の周りにはいくつもの火山が点在している。このあたりの溶岩はとても柔らかく、火山から噴き出しても高く盛り上がらずに水平に流れてしまったのだという。

なお、海だけでなく陸地にも広がっている溶岩の台地は、すべて「阿武火山群」という一つの火山群。こうして高い山を登ることなく、簡単に大量の石材が手に入る石切り場が生まれたそうだ。

また、海の中に沈んだ火山帯もあるという萩市は、魚や貝にとっては絶好の住みか。ウニやアワビなどの名産品は、かつて江戸時代に長州藩の重要な収入源となり、藩の財政を支えたのだという。

関連記事:『ブラタモリ』伊豆で天城越えのルーツを辿る 『世にも』連続出演で「タモリ祭り」と話題に

■火山だらけだったことに驚きの声

数々の偉人を輩出したことで有名な萩市が、じつは火山だらけの街だったことに驚く視聴者が続出した。

その一方で、萩市一帯で焼かれていることで有名な陶器の萩焼と火山が「関係しているのでは」といった声も。


関連記事:タモリ、伊豆半島で名産のワサビを堪能 『孤独のグルメ』にも出た料理が話題に

■幕末好きは意外に多い?

しらべぇ編集部では、全国の20代〜60代の男女1,361名を対象に「幕末」についての調査を実施した。

結果、23.2%が「幕末が好き」と回答。幕末を舞台としたドラマや映画、小説などの作品に影響され、好きになる人が多いのかもしれない。

偉人達が誕生したことで知られる萩市だが、今回の放送で、火山が点在している地域だったことを初めて知った人も。これから機会があれば、萩市を支えている安山岩を目当てにぜひ訪れてみてほしい。

・合わせて読みたい→渡辺謙が登場の『ブラタモリ』 鹿児島愛あふれる案内役に癒される人続出

(文/しらべぇ編集部・綿 つゆ子

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年3月23日〜2018年3月27日
対象:全国20代〜60代の男女1,361名(有効回答数)

【Amazonセール情報】ココからチェック!