仕事の連絡や業務依頼を「SNSだけで済ませる」ってどう思う?
SNSのマナーも人それぞれ。仕事の連絡をSNSだけで済ませる行為について、どう思うか調査を実施した。
スマートフォンの普及で幅広い世代に一気に拡大し、誰もが利用するコミュニケーションツールとなったSNSは、暮らしにいろいろな影響を与えている。
一方で、新しいツールであるために、個人によってSNSのマナーに関する価値観に大きな違いがあるようだ。
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,361名を対象に、仕事の連絡や業務依頼をSNSで済ませるのはアリかナシか、調査を実施した。
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■仕事の連絡をSNSで済ませていい?
SNSで済ませてもいいと回答したのは全体の27.1%。全体のおよそ4人に1人と少数派だった。
「アリ」派は、すぐに連絡できて、LINEなど既読かどうかも確認できるため、意思決定もスピーディー。相手と連絡が取れない時間はもったいないと考える人には、最適なツールだ。
しかし、実際は「ナシ」派が7割を超える。発信してはいけない情報をつい投稿なんて事故の可能性も。また、SNSでの連絡を正式な通知として受け取って良いのか、人によって認識はバラバラだろう。
■学生の感覚は通用しない場合も
職業別で調査すると、自由業は46.3%と全体平均より19ポイントも高い。時間にあまり束縛されない職種が多いからか、業務連絡の便利さやスピード感を重視しているのかもしれない。
また、学生の回答が36.0%と平均よりも9ポイントほど高くなっている。自分の中ではSNSで充分だろうと思っていても、とくにサラリーマンや公務員には、SNSでの連絡で済ませるのはマナーに違反していると感じる人は少なくない。
ビジネスでのSNS使用は、スムーズだからと容認する人もいれば、非常識すぎてあり得ないとする人も。仕事のスタイルは時代と共に変わっていくものでも、現時点では「ナシ」が多数派を占めている。
いくら便利でも、ビジネスの場でSNSのみでの連絡は不充分に思う人がかなり多いことが判明した。充分に配慮する必要がありそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
対象:全国20代~60代の男女1,357/1,358名(有効回答数)