会社内に苦手な部署ってある? 遠目で見てもわかる泥沼人間関係も

嫌いな部署に、突然異動になってしまうケースも…。

2018/05/11 05:00

オフィス・会議

「円滑なコミュニケーションが取れない」や「他を見下す」など、なんらかの理由で会社の中に嫌いな部署がある人も多いだろう。

しらべぇ編集部では、全国20〜60代の会社員・公務員の男女547名を対象に調査を実施。「会社内に嫌いな部署がある」と答えた人は、全体で44.0%。多くの人が苦手な部署を相手に、日々格闘を続けているのだ。


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■立場が上がると嫌な部分も見えやすい

50代までは、年代に比例して割合が高くなっている。

嫌いな部署グラフ

立場が上がるほど、他の部署とやり取りする機会が増えるのも要因の一つだ。

「部長と考え方が合わないと、その部署とは仕事がやりにくい。下の人たちはこちらの意見に同意してくれても、最終判断は部長だから。そして噛み合わないことが多くなると、その部長のいる部署全体が苦手になってくる」(40代・男性)

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■社内全体から嫌がれる理由

社内全体から、嫌われている部署もある。

「なにを聞いても批判ばかりする人など、癖のある人が数人いる部署がある。中途採用で入社した人も、その部署に配属されると耐えきれずにすぐ辞めていく。


内部でもその部署に異動の辞令が出た瞬間に辞める決意をする人も多く、年中人手不足の状態。我慢している下の子たちも精神的な負担が大きいし、なんとかならないかなと思う」(30代・女性)


他から見ても部署内の空気が悪いのは、致命的だ。

「その部署の島からは、マイナスのオーラが放たれているかのごとく空気が悪い。殺伐とした人間関係なのは勝手にしてくれればいいけど、暗い感じがうちの部署にまで影響してくるから嫌」(20代・女性)


また、被害を最小限にするため、問題のある人を特定の部署に集めてしまう――といった手法を採る会社もあるという。


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■嫌いな部署に異動

嫌っている部署は、自分とは関係ないと思っている人もいるだろう。しかしいきなり、そこの一員になることだってありえるのだ。

「上の人たちが高圧的な部署があり、そことやり取りをするのがずっと苦手だった。しかし運が悪いことに、その部署に異動になってしまい…。


『付き合ってみると、いい人かも』と暗示をかけて挑んだが、まったくそんなことはなかった。このまま続けても、上司のいいなりになるだけと転職。正しい判断だったと思っている」(20代・男性)


問題のある部署を放置しても、会社の損失が増えるばかり。ただ、会社も面倒を起こしたくないのが、本音なのだろう。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年3月23日~2018年3月27日
対象:全国20代~60代会社員・公務員男女547名 (有効回答数)

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