不妊治療を続けた女性「自分は欠陥がある」 移植という選択肢で救われた人生

『クローズアップ現代+』で「不妊治療」を特集。ネットでは様々な声があがっている。

2018/05/08 18:00

赤ちゃん
(Liudmila_Fadzeyeva/iStock/Thinkstock)

7日放送の『クローズアップ現代+』(NHK)で、「不妊治療」が特集された。その中で紹介された不妊治療を続ける当事者の切実な声に、ネットでは様々な意見があがっている。


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■「子宮移植」という可能性

番組では、「体外受精」や「代理出産」などに次ぐ新しい治療法「子宮移植」が、スウェーデンで行われていると紹介。

子宮移植によって出産に成功した、生まれつき子宮がない「ロキタンスキー症候群」のスウェーデン人女性の声が取り上げられた。

彼女が自分に子宮がないとわかったのは、14歳のとき。「悲しくて心が痛かった。とても孤独だった。自分は欠陥があると思った」と当時の心境を思い返す。

まだ子宮移植が動物実験の段階で説明を受けた彼女は、そのときからずっと子宮移植のチャンスを待っていたという。そして、実際に子宮移植が可能になり、彼女は無事に出産を果たし、「夢がかなった」と話した。

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■不妊治療を続ける上での困難

また、日本で不妊治療を続ける当事者にとって、「高額な治療費」と「周囲の無理解」という困難があることを紹介。実際に番組に出演した女性は、

「(不妊治療で)休んで病院に行かないといけない日が月に2回あり、迷惑がかかるのはわかる。ちょっと仕事をしていると厳しい部分があった」


「子供が産みたい、育てていきたいというのが自分の体ではかなわないとなったときに、それを克服するのにこれだけのお金がかかるのかと衝撃(を受けた)」


と語った。

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■「難しい問題」