多数派の意見には必ず反論 わざと反対意見を言う人たちは何が目的なのか
SNSでも、一般論と逆の投稿を常にしている人がいるが…。
多数派の意見とはあえて違うことを言い、わざわざ批判する。その人の本心からそう思っているならともかく、「多数派に流されず、反対意見を言ってる自分かっこいい」タイプは、周囲から嫌われがちだ。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名を対象に調査を実施。「多数派の意見には反対をしてしまうほうだ」と答えた人は全体で23.8%。4人に1人なら、誰のそばにもいる存在だといえるだろう。
■偏屈じいさんは生きづらい
性年代別では、すべての年代で女性よりも男性のほうが多くなっている。
しかも50代以上になると、割合が増えるのだ。近所にいる「偏屈じいさん」のような人は、この中に入るのだろう。
「反論をするのが趣味のような人がたまにいるけど、そんな人とはやっぱり一緒にいるのが苦痛。論破が気持ちいいのかもしれないけど、敵が増えていくばかりで自分から生きづらい状況にしているだけだと思う」(30代・男性)
■女性は多数派に乗っかる人が多い
一方で、女性は共感を重視する。その中で少しでも違う意見を言えば、立場が悪くなってしまうことも…。
「人と違う意見を言ったら、みんなから拒絶されそうで怖い。孤立するのが嫌だから、周囲の様子をうかがってから、多い意見に乗っかる感じ。これが一番、荒波を立てない方法だと思うので…」(20代・女性)
ただ自分の意思を主張しない性格は、人に付け込まれやすい。
「周囲の意見に流されてばかりいたら、知らないうちに自分を失ってつらくなるだけだと思う。なんでも受け入れるところに付け入り、利用しようとする人もいる。
そんな人に振り回されるとさらにメンタルがやられるので、自分の意見も大切にしたほうがいい」(40代・女性)
■整合性を失う人も
なんでもかんでも批判する人は、「反論する」ことで快楽を得る人がほとんどだ。
「自分が本当に心から思っていることならちゃんと聞くけど、そうではない人が多い。行き当たりばったりで反論するので、前に言ったこととの整合性が取れていないこともしばしば。それを指摘されると、さらによくわからない理論を持ち出してくる」(30代・男性)
自分の意見は、きちんと主張したほうがいい。しかし、批判したいだけなのかどうか自問自答してから、発言するようにしたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)