タクシーに乗るのは贅沢なの? 年収別の結果がわかりやすすぎて…
電車がなくなったので、仕方なく…
バブル全盛期には、タクシーを止めるために札束を振り回す人がたくさんいたという。しかし現代では、客を待つタクシーが道路にあふれかえる状態だ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「交通手段について」の調査を実施。その結果66.1%もの人が、「タクシーの利用は贅沢だと思う」と考えてることがわかったのだ。
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■女性はタクシーにできるだけ乗りたくない
性年代別では、ほとんどの年代で女性のほうが高い割合である。
非正規雇用で働いている女性が多いのも、一因だと考えられる。
「会社のあまり乗り気でない飲み会で、終電を逃してしまったときのタクシーは本当にもったいないと思う。帰れなさそうな雰囲気でも、立ち上がる勇気が欲しい」(20代・女性)
■若い男性にとってタクシーは贅沢でないのか
男性では、20代から30代が比較的少なくなっている。若い世代の貧困層が増えているなら、タクシーなんて高嶺の花ではないのだろうか。
「あまり物欲がないので、収入は少ないけど貯金はある。タクシーなんてめったに乗らないし、たまに数千円を出費するくらいならありかなと思う」(20代・男性)
しかし結婚して家庭を持つと、タクシーは一気に遠い存在になる。
「お小遣い制だから、終電を逃してタクシーに乗るのはかなりの痛手。飲み会で出費が続くときにはたまに妻が追加をくれるけど、タクシーは『あんたが悪い』と言われるし」(30代・男性)
■収入差でやはり変わる意識
年収別では、わかりやすい結果になっている。
年収300万円未満の人たちは、7割以上の人がタクシーは贅沢だと考えている。一方で1,000万円以上では、半数を切っているのだ。こんなところでも、貧富の差が実感できる。
「僕たちがタクシーに乗るのは、終電を逃すなど致し方ないときだけ。率先して乗ることはないんだから、やっぱり贅沢になると思う」(30代・男性)
タクシー業界も不況が続いているが、これだけ多くの人が贅沢と考えているなら無理もないだろう。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,361名 (有効回答数)