せちがらい年齢制限も 『隣の家族は青く見える』で学ぶ「妊活の経済的負担」

高額なのは体外受精費用だけじゃない? イタい出費にくわえ「働く女性」特有の悩みも

2018/03/22 09:00

■妊活中の「働く女性」を悩ます問題

(画像提供:(C)フジテレビ『隣の家族は青く見える』)

出費が多いなら稼がなくてはいけないのは当然の話。しかし、不妊治療をしながら働く女性には「仕事と妊活の両立の難しさ」という新たな壁が立ちはだかる。

第5話の冒頭では、奈々と大器夫妻が人工授精に挑戦する。人工授精は、排卵日の1日か2日前に精子を採取し、洗浄・濃縮した精子を子宮の中に注入する方法。多くのカップルを悩ませるのが「人工授精を行なう日時が確定するのが、前日や2日前」という問題だ。


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■同僚の「迷惑」という本音にショック

(画像提供:(C)フジテレビ『隣の家族は青く見える』)

奈々も、人工授精に合わせて「おばあちゃんの法事が…」という理由などで勤務先にシフト変更を申し出たが、上司から「もっと早く言ってほしい」と注意をされる。

最終的に奈々は職場で不妊治療をしていることをカミングアウトし、自身も不妊治療の経験がある上司の理解を得るが、同僚たちからは、

「ぶっちゃけ迷惑だよね。妊娠とか不妊治療とか文句言うと、こっちが悪者みたいになるしさ。子供関係のことって、配慮されて当然みたいな空気あるよね」


と陰で愚痴を言われてしまう。

本人の耳に入る場所で愚痴を言うのは良いこととは思えないが、仕事をカバーする同僚の負担も理解ができるだけに悩ましい問題だ。

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