矢口真里とウーマン村本が東大で講義 テーマは「炎上」と「笑い」
東京大学駒場キャンパスで開催された博報堂ブランドデザインコンテスト「BranCo! 」にて矢口真里とウーマン村本がゲスト講演。
2018/03/11 16:00
■ウーマンラッシュアワー村本がお笑いを激論
ウーマン村本のゲスト講義は、朝まで生テレビ!での「尖閣諸島は中国のもの」発言での炎上にも触れた。
経緯を説明した上で、「不勉強な自分は、それを聞いただけ。すると平成なのに非国民や国賊と叫ばれた。尖閣諸島を奪われてもいいのかと言われても、自分がそれを決めていいのか。そもそも、あそこの出身ではないので愛着もない」と、村本節のぶっちゃけが炸裂。
会場で笑いが生まれる。
「中卒の自分が、東大で講義をする。お笑いの力はスゴいと改めて実感。子供の頃、ダウンタウンさんやさんまさんに憧れて、お笑いの世界に入るために上京した」と、自身がお笑いの世界に入った時の心情を語る。
「家族から嫌われ、友達もいない。俺はお笑いの才能がない。同期はキングコングやなかやまきんに君、南海キャンディーズの山里。どんどん売れた。でも、俺もお笑いをやり続けて10年目にTHE MANZAIで優勝。ようやく認められた」
と、誰に何を言われても自分の道を突き進むことの大事さを訴えた。
麻原彰晃の娘のアーチャリーが親友であることや、アメリカ語学留学で得た経験についても触れた。白熱した講義は、予定終了時間を大幅に超過。
「結局、お笑いは人に話を聞いてもらうための技術。寂しいから、話をずっとしていたい。面白かったら、聞いてもらえる」と、最後に締めた。
■栄光を勝ち取ったのは「ひょっこり班」
「接戦だったがダントツ」と評価され、BranCo! 2018のグランプリを勝ち取ったのは、『Waraby』をプレゼンしたひょっこり班。
審査委員から「非の打ち所がない。あえていうなら上手く出来すぎて、鼻についた」と冗談めかしたコメントが寄せられた。
博報堂ブランド・イノベーションデザイン代表の宮沢正憲氏から「ブランドとは、他と差別化する作業。ひょっこり班は、他のチームと違い、唯一『笑いを減らす事をよし』としていた。そこも評価が高かった」とのコメントも。
イベント終わりに締めのコメントを求められた矢口。自分のコメントは必要なのかと困惑しつつも、「皆さん、将来良い企業に就職したり起業すると思います。その時はぜひ私をCMに起用してください」と、なんと自身を売り込んだ。
プレゼンもゲスト講演の芸能人たちも尖ったもの揃いでじつに面白い。2019年はどんなイベントになるのだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)