さんまが引退する芸能人を「絶対に引き止めない理由」に納得
『ヤングタウン土曜日』で、明石家さんまが引退を決意する芸能人への持論を展開した。
「日本一おもしろくなりたい」との理由から芸人を志す若者は少なくない。しかし一方でブレイクできず、困窮する生活から、やむおえず引退を決意する芸人が多いのも事実だ。
お笑い芸人・明石家さんま(62)が20日放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)に出演し、引退をする芸人への持論を述べた。
■後輩の「辞めたい」は引き止めない
番組では、アイドルグループ・ももいろクローバーZの有安杏果(22)が15日に引退を発表したことについてトークを展開。
その中でさんまは、有安について「あんなに仲良しグループ」と残念がったものの「辞めることも正解やと思うしね、芸能界なんて。やり続けることも正解」とコメントした。
また、かわいがっている後輩芸人から「芸人を辞めたい」と相談されたとしても「あぁ、辞めんの?」と聞き返して終わりだという。
■あえて「引き止めない」
その理由について、芸能界に居続けるよう「引き止めていい商売ではないじゃないしね。『もうちょっと頑張れよ』と引き止めたところで、頑張ったらなんとかなる商売でもないやんか」とバッサリ。
さんまによれば、お笑い芸人が「僕、もう無理です。辞めたいです」と言った場合は、すでに「限界」の状態だと説明した。さんまは「(芸能界の上に)行ける人はやっぱり続けてる」という。
さらに、娘のIMALU(28)の芸能界入りが嫌だったと明かす。「芸能界って成功しなけりゃ大変やし、成功しても大変な商売っていうのが経験上わかってる。『わざわざその道をお前を歩くか?』ってね。『やめたかったらやめろ!』って。なんぼ才能があってもね、その人に」と、芸能界で生きていくことのつらさを知っているからこその私見を述べた。
■有名人になりたい?
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,348名に「有名人へのあこがれ」について調査したところ、およそ6人に1人が「有名人になりたい」と回答した。
芸能で生きていくことのつらさを語るさんまだが、世間の6人に1人は有名人へのあこがれが強いようだ。とくに若い年代の男性にその傾向がみられた。
芸能界の第一線で今も活躍するさんまの「引き止めない」という選択。芸能人で生きるということのつらさを誰よりも知っているさんまだからこその考えだといえるだろう。
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対象:全国20代~60代の男女1348名(有効回答数)