ロバート秋山が1人10役を…世紀の怪作『黒い十人の秋山』を見逃すな
ロバート秋山が「1人10役」演じることで話題の特別ドラマ『黒い十人の秋山』が今夜ついに放送! 『クリエイターズ・ファイル』ファンは必見だ!
2017/12/26 07:00
今夜23時30分より、年末特別ドラマ『黒い十人の秋山』(テレビ東京系)が放送される。
『クリエイターズ・ファイル』が今年大ヒットしたロバートの秋山竜次が「1人10役」を演じるということで、情報解禁後、大きな話題になった本作。
この記事ではその見どころを、関係者へのインタビューを交えながら紹介していこう。
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■あらすじはこんな感じ
嵐の夜、離島のホテルで客の本庄一朗(滝藤賢一)が殺された。宿泊していた刑事・桐島さなえ(仲里依紗)と部下・取手健(満島真之介)は、停電の間に出入りした10人の宿泊客の中に犯人がいると断定。
オペラ歌手・冴島響一郎、トータル・ファッション・アドバイザー・YOKO FUCHIGAMI、美人秘書の戻川茜、外国人画家のパトリック・ベイカー、ファッションモデルのリシエル、サーファーのヒデト、プロゴルファーの犬塚聡子、美容整形外科医の財津隆也、建設会社社長の神取忠、猫を飼う男・村田安夫など、容疑者は一癖も二癖もある怪しい人物ばかり(すべて秋山竜次)。
さなえ、取手に加え、なぜかホテル従業員でさなえの従姉の桐島ケイ(堀内敬子)の3人で捜査を進めるが、全員アリバイがあった。さらにホテルのオーナー大城武史(山内圭哉)にも疑惑の目が向けられ、事態は混迷を深めていく。
次々と現れる証拠や証言で意外な人物が浮かび上がる…そこには過去の陰惨な未解決事件が関係していた! 真犯人は一体誰なのか…! ?(公式サイトより)
■見どころその1:本格ミステリーとコントの融合
本作の見どころの1つ目は「ロバート秋山が1人10役を演じているにも関わらず、あくまで本格ミステリーとして作られている」というところ。
11月に行われた会見で、秋山は報道陣に対して以下のようにコメント。
秋山:位置づけが難しくて、やってみて『なんだこのジャンルは!』って感じですね。お話はミステリーとしてやってたんですけど、十人の扮装してる自分が出てくるわけだから『結局秋山じゃん』みたいな(笑) その声を減らしたくやってたんですけど、それはもう整形が必要になってくる。
(中略)
普段コントをやっているので何割コントの部分が出るか。たとえば7ドラマ3コントに抑えたいなと考えた。コント口調にして笑いを取ることもできるけど、ドラマのお仕事のオファーなので。
また、本作のプロデューサー・濱谷晃一氏はしらべぇドラマ班のインタビューに次のように話した。
濱谷氏:一見、馬鹿馬鹿しく思えるかもしれませんが、秋山さんが演じていなければシリアスなミステリーとしても成立するストーリーなんです。
「秋山さんが1人10役を演じる」という構造上の大ボケがある分、わかりやすい笑いどころも多くなくて。新しいと言うとあれですけど、あんまり観たことのない、変なドラマになっているなあと思います。
秋山だからこそ成し得た配合になりそうだ。