園児の声が「うるさい」と訴えた男性の敗訴が確定 「苦痛な気持ちもわかる」と賛否両論

園児たちの声が「うるさい」と訴えた男性の敗訴が確定。ネット上ではさまざまな議論が繰り広げられている。

(junce/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

神戸市に住む男性が、近隣の保育園の園庭で遊んでいる園児たちの声がうるさいとして、保育園に対し慰謝料100万円と防音設備の設置を求めた訴訟で、男性の敗訴が確定。

最高裁第三小法廷が19日に男性の上告を退けたことが報じられた。


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■「平穏な生活が送れなくなった」

報道によれば、保育園と男性宅の距離は10メートルほど。保育園には高さ3メートルの防音壁が設けられていたが、男性は園児の声や太鼓の音、スピーカーの音などの音により「平穏な生活が送れなくなった」と訴えたようだ。

一審神戸地裁判決では、園児が園庭を遊んでいる時間帯での騒音は国の環境基準を上回ったものの、昼間の平均では下回っていたとし請求を棄却。二審大阪高裁判決でも一審判決を支持した。

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■「妥当な判断」の声

子供が好きという人、日中に外出をしている人にとっては園児たちの声は気にならないかもしれない。中には、園児たちの声を聞いて微笑ましく思う人もいるだろう。

報道を受け、ネット上では「静かに見守るべき」「自分も昔は子供だったのだから理解すべき」など、男性に対して疑問の声があがった。

・これで男性が勝訴したら、保育園を建てられなくなる。妥当な判断


・子供は元気が一番。保育園から音が聞こえなくなったらそれこそ心配になると思うけど…


・保育園を責める前に、自分も昔は騒いでいた子供だったことを思い出してほしい


・ただでさえ待機児童問題や少子化問題があるのに、こういう訴えが当たり前になると、ますます子供を生みたくない世の中になる

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■「つらい気持ちもわかってほしい」の声も