年賀状2018開幕! 出さない若者に忍び寄るマナー押し付けおじさん
年賀状を出せない若者が増えても、「出すのが常識」と思う人たちはまだまだ多い。
メールやLINE、SNSなどのデジタルツールが発展している中で、年賀状を出す人は年々減少している。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,328人に「2018年の年賀状」について調査を実施。「年賀状を誰にも出さない予定だ」と答えた人は、全体で34.3%であった。
全体的には、まったく出さない人は少数派。世代間で差があるのか、気になるところである。
■もらっても嬉しくない女性も
年代別で見ると、若い世代ほど年賀状を出さない人が増えている。
特に20代から30代が、他の世代よりも突出して多い。
「年末は仕事も忙しくなり、さらには忘年会などの付き合いも多い。そこに年賀状を用意する時間を作るとなると、かなり面倒。悪しき文化だと思う」(20代・男性)
「年賀状をもらっても、あまり嬉しくない。一応届いたら『返事を書かないと』と思うから」(20代・女性)
■年賀状は年に1度の生存確認
年賀状を出す人は、旧友の近況確認に最適なツールだという。
「普段は全く会わない古い友人とのやり取りは、生存確認にもなる」(40代・男性)
女性の中には、子供の成長を伝えたいとの意見もある。
「独身時代は子供の画像を使った年賀状には否定的だったけど、今は自分がやっている。周囲も子持ちが増えて、同じように子供の画像ばかり。結局、みんな親バカになるんだなと、ひしひし感じている」(30代・女性)
■上司から年賀状がないのを注意される
年賀状を出したくないが、習慣がある以上は止められないとの声も。
「年賀状の返信をメールで済ませた後輩が、上司に『マナーがなってない』と説教されていた。世の中にはこんな人がまだまだいるのだから、出さないといけないなと思った」(30代・男性)
「年賀状も出さないなんて、社会人としてありえない」と考える人たちが世にいる間、年賀状の文化は細くなりながらも続くのだろう。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,328名 (有効回答数)