世の中は「不安と希望」でいっぱい? この1年の広告コピーを解析して見えた事実
東京コピーライターズクラブ(TCC)が主催するTCC賞への応募作から、2017年の世相を分析。
■応募作の中から言語解析
コピーライターにとって、広告業界を代表する賞のうちの一つであるTCC賞。
この企画は、その選考対象となったテレビCMからポスター、webなど様々な媒体の広告コピー23,767件を自然言語処理にかけ、少なくとも100以上の作品で使用され、かつ前年より120%以上利用回数が増えた言葉を抽出。
それを順位付けすることで、「広告の中でよく目にした言葉」を明らかにし、この一年間の世相を分析してみようという試みだ。
■「不安」が「希望」を上回る
名詞の2位に「希望」、1位に「不安」がチャートイン 今回、名詞の伸び率で前年比211%となったのが「希望」。
そして381%もの伸び率となった「不安」が、広告の中で、もっとも急激に利用された旬の言葉として1位に躍り出た。