女児が80代男性に怒鳴られPTSDに 「父親の教育が悪い」と批判の声も

80代のボランティア男性から叱られたことをきっかけに、PTSDになったという女児。ネットではさまざまな声が相次ぐ。

(MIXA next/Thinkstock)

埼玉県深谷市が主催する秋祭りで、女児(8)が輪投げの景品を勝手に触ってボランティアの80代男性に怒鳴られたことにより、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負ったとして、女児が同市に対して約190万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、9日に東京地裁が怒声が原因で障害を発症したと認め、約20万円の支払いを命じたことがわかった。


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■怒鳴られ、口論をきっかけにPTSDに

判決などによると、2014年11月、当時5歳だった女児が秋祭りに家族と訪れ、母親が目を離した際に輪投げゲームの景品の駄菓子を触り、ボランティアの男性に大声で注意されたという。

女児は駆けつけてきた父親の前で泣き出し、父親とボランティア男性が口論する姿を見たよう。4ヶ月後、女児の様子がおかしいと感じた両親が連れて行ったクリニックPTSDと診断されたとのことだ。

報道によれば、女児はボランティア男性に叱られてから、両親から離れることに恐怖を感じたり、画用紙を黒く塗りつぶしたりしたこともあったという。

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■「父親の教育に問題がある」の声

報道を受け、ネット上では女児に同情する声が数多くあがった。5歳という子供が赤の他人から大声で怒鳴られることや、両親が口論している姿は、心に深い傷を与えられるだろう。

しかしそもそもの原因である、両親が子供を見守っていなかったことに対して、女性向け匿名掲示板『ガールズちゃんねる』では怒りの声も。「親が目を離すのが悪い」「親の教育が悪い」との意見や、中には「モンスターペアレント」と批判する声もみられた。

・これ父親もおかしくない? 悪いことして注意されたならさ、娘が泣いててもひとまず謝るでしょ。口論にって……。娘よっぽど甘やかされて育ったんじゃない?


・口論に持ち込んだ父親が悪いよ。おこられたのは慰めれば忘れても目の前で怒鳴りあいの喧嘩されたら怖いに決まってる


・自分の子供が勝手にお菓子を取ったら、相手に謝って子供を叱るわ。父親は自分の娘が泥棒まがいの事をしたのに逆ギレして裁判まで起こすとかモンペDQNじゃん


・子供をしつけるのは大人の役目。親が出来てないからこんなことになるんでしょうが!

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■「他人の子を叱れない世の中になる」の声も