誘拐事件の原因はシンママに? 社会問題に鋭く切り込む『民衆の敵』

シングルマザー、貧困、介護、地域のセーフティーネット……さまざまな社会問題に意欲的に切り込んだ『民衆の敵』第3話。

『民衆の敵』

6日、篠原涼子主演月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)の第3話が放送された。

過去2話に比べてもかなり意欲的だった今回を、早速振り返っていこう。


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■誘拐事件は冤罪だった?

ある日、智子(篠原)のもとに市民の陳情が持ち込まれる。陳情を持ち込んだのは富子(梅沢昌代)という女性で、かつての隣人である若い男・今井一馬(渋谷謙人)が小川かのん(白鳥玉季)という少女を誘拐した犯人として逮捕されたが、それは冤罪だ……というものだった。

事件の真相を探ることになった智子は、新聞記者のママ友・平田和美(石田ゆり子)に調査を依頼。自分自身も今井の家を訪れるなどして探っていく。すると、彼はもともと東京に出ていたが、母親の介護のために戻ってきた……という背景を持つ、優しい青年であることがわかる。

しかし、実際に彼に会いに行くと「自分が誘拐した」の一点張りで、冤罪を晴らしたいという意思はまったく感じられない。

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■シングルマザーの貧困が子供を万引きに

その後、和美はママ友ネットワークによって、かのんの家が母子家庭で、生活費を稼ぐのに必死なあまり、母親の裕子(安藤玉恵)があまり世話をできていなかったことを突き止める。

コンビニ経営をしているママのひとりは、かのんが深夜に万引きをし、それを通報したことを明かす。彼女によると、万引きというよりも、「お腹が空いて食べた」というのが実態だったようだ。

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■誘拐じゃないと困るのは…子供と母親?