隠しカメラで歌舞伎町に潜入 丸山ゴンザレスがジャーナリストを名乗るまで

丸山ゴンザレス氏がジャーナリストに至る道。歌舞伎町での試行錯誤も…

■隠しカメラを使ったものの…

丸山ゴンザレス

今ならiPhoneなどのスマートフォンのアプリでどうにかなるが、当時はといえば、隠しカメラを駆使していた。鞄に穴を開けてピンホールカメラをつけて、歩きながら撮っていく 。

(もしバレたらボコボコにされんじゃないかな)そんな内心では弱気で、心臓がバクバクの状況だというのに、こともあろうにS君は途中でカメラの音がしなくなったからといって通りのど真ん中で「あれ? バッテリー切れたかな?」と、鞄を開けて、せっかく隠しておいたカメラをガチャガチャと取り出して確認しだしてしまう 。

(こいつはまともな神経じゃない。俺とは違う何かに従って動いているんだ) と、まったく別の生き物として認識することになった相棒S君と一緒に取材を重ねたことが、私のジャーナリストとしての核、裏社会への潜入取材へとつながる本当の入り口になっていった。


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■まっとうじゃないことが今に活きる

入り口がまっとうじゃないのだから、今私が行っている取材態度を見て「頭がおかしい」と言う人も納得してくれるんじゃないだろうか。

出版社に入って一番最初に日本語を身につけ、同世代のとんでもない奴らと一緒に過ごした時間こそ、私がジャーナリストになるための最初に獲得した土台であり、スキルだったと思う。

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(文/丸山ゴンザレス

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Sirabee編集部

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