安倍政権の地方創生って機能してる? 「加計学園問題」で揺れる四国では…
「地方創生」はうまくいっているのか、いないのか、調査してみたところ…
2017/10/14 17:00
政府がローカル・アベノミクスともうたう政策の柱、「地方創生」。安倍内閣では、地方創生担当大臣も置かれ、現在は梶山弘志 前衆院議員が大臣を務める。
加計学園による獣医学部新設をめぐって問題となった国家戦略特区も、地方創生と連動した政策のひとつだ。
画像をもっと見る
■地方創生は機能している?
自民党の衆院選特設サイトでは、「データで見るアベノミクス5年間の実績」として、名目GDP増など7項目が挙げられているが、その中で地方創生については触れられていない。
一方で、同じく政権公約の5番目には「地方創生で、活力ある元気な地方をつくります」と掲げられた。
2014年から進められている地方創生、すでに効果が出ていてしかるべきはずだが、国民の側に実感はあるのだろうか。しらべぇ編集部は、全国20〜60代男女1,354名を対象に調査を実施した。
■6割が「うまくいっていない」
地方創生が「うまくいっている」と答えたのは、わずか8.3%。「アベノミクスで豊かになった」と答えた人(9.3%)よりさらに少なく、効果を実感している人はごくごく一握りのようだ。
さらに、「うまくいっていない」と感じる人は6割に迫り、現段階で国民はこの政策に対して、「失敗の烙印を押している」と考えていいだろう。