仲間意識は大切が多数派 一方で「排他的になる」との意見も
仲間意識が暴走すると、危険という見方をする人も
人間関係が希薄と言われている現代、「仲間意識」を大切にしている人も減少しているのだろうか。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,348名に「仲間について」の調査を実施した。
全体では、62.8%もの人が「仲間意識は大切だと思う」と回答。多くの人が、チームワークを重要視していることがわかる。
■若い世代も仲間意識を重要視
性年代別では、20代男性が一番少ない割合に。
会社の飲み会にも参加しないなど、チームワークよりも個人を大切にする若者が増えているといわれている。それでも半数以上が仲間意識を大切だと思っているのは、意外な結果だ。
「職場の人間関係が悪いと、仕事にも悪影響しかない。日頃から、いいチームワークを築くのは大切なこと」(20代・男性)
「他の部署の人などと普段から交流していると、いろいろと助けてくれることが多い」(20代・男性)
■仲間意識が仲間はずれを作る
一方で、仲間意識を持つことを歓迎しない人もいる。
「仲間意識が強いと、それ以外の人が入りにくい環境になりやすい。無意識に排除していることさえある。しかも、本人たちは気づいていないことが多い」(30代・女性)
「学生時代に仲がいいと思っていたグループで、『みんな仲良し』と書かれた寄せ書きに私の名前だけなかった。仲間アピールは、仲間はずれをするのにも使いやすいんだと思う」(40代・女性)
過度な仲間意識は、危険だとの指摘もある。
「トップが仲間意識を悪用すると、大事件になることも。カルト集団の暴走なんて、いい例だと思う」(40代・男性)
■恋愛体質の人は仲間意識も高い
恋愛体質の人は、7割以上が仲間意識を大切にしている。
恋愛体質の中には、相手への依存心が強い人も多い。恋人に限らず、友達などの人間関係で依存をするケースもよくある話だ。
「仲間と依存は、同じようで違う感じがする。依存する人がいて、相手の言うことを聞いてばかりいるうちに、主従関係ができていることがよくあるし」(30代・女性)
ちょうどいい距離感で、健全な人間関係を築きたいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1,348名 (有効回答数)
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