漫画原作の舞台『四月は君の嘘』が開幕 安西慎太郎らが語る2.5次元の魅力とは

立体的な舞台を演者たちが所狭しと走り回り、ピアノとヴァイオリンの演奏が演技と合致した新感覚劇

■生演奏と演技の融合が新鮮

「四月は君の嘘」はピアノやヴァイオリンの演奏も作品で重要な役割をもつ。今回の舞台では、ピアノの演奏を松村湧太氏、ヴァイオリンを小林修子氏が担当。

ピアノの演奏は有馬公生、井川絵見、相座武士の三人物それぞれに合わせて弾きわける。有馬公生に関しては、精神が不安定でたどたどしくなってしまう原作のシーンまで再現する。

ピアノの演奏に合わせて、役者たちは各々の人物の心情風景を演じる。このふたつの表現の呼吸が合う瞬間の揺さぶりは新感覚な刺激があった。


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■繰り広げられる劇の舞台が立体的

二階建ての舞台は真ん中に階段が通っている。役者たちはこの舞台を縦横無尽に駆け回る。場合によっては、舞台から飛び出て座席に登場することも。

上と下で同時進行的に劇が進むこともある。複数の登場人物の心情が重なり合うシーンも、この立体的な舞台がうまく作用して再現できていた。

躍動感溢れる演技に見惚れ、最後のシーンには思わず涙。ハンカチを目に当てる記者の姿も少なくなかった。「四月は君の嘘」を知る人も知らない人も、この音楽と演劇の融合は一度は体験してほしい。


【東京公演】

期間:2017年8月24日から9月3日

場所:AiiA 2.5 Theater Tokyo。

【大阪公演】

期間:2017年9月7日から9月10日

場所:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ

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Sirabee編集部

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