漫画原作の舞台『四月は君の嘘』が開幕 安西慎太郎らが語る2.5次元の魅力とは

立体的な舞台を演者たちが所狭しと走り回り、ピアノとヴァイオリンの演奏が演技と合致した新感覚劇

■衣装替えにひと苦労も

今回の舞台では、役者たちは部活の衣装や制服を早着替えすることが求められる。稽古でも早変わりの練習をよくしていたそうだ。だが焦りすぎて、河内が靴を左右間違えて出てきたことがあったという。

本番ではないだろうが、もしあったら笑いを誘ってしまいそうだ。

山下は初の舞台挑戦。意気込みを語る際は、物静かだったが彼女が演じる井川絵見は激情的な人物だ。山下自身は井川絵見が大好きであり、その大好きな部分を見せたいと語っていた。

実際、舞台では声が枯れるほど感情を爆発させて叫ぶシーンがあり、強烈な印象が残る。


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■どんな作品に仕上がるのか

「とてもシリアスなラスト。誰も報われなくて、だけど前向きになれる作品」との共通認識がキャストたちの間であるようだ。

横井は「登場人物は子供たち。だけど、人生で常に横にある問題を秘めていて、こんな経験を子供の時にしていたら、受け止められていたのか。悲しいだけではない。考えさせられる」と語る。

和田が「今回の舞台は原作があるものの『演劇』を求められた。3次元と2次元が合致すれば2.5次元になると思う。バトルはないけど、だけど面白さはそこにある」と強調した。

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■生演奏と演技の融合が新鮮