『カホコ』盛り上げるママのイラっと言動 過保護親へ世間の厳しい目も

竹内涼真のイケメンっぷりや高畑充希のピュアかわいさだけでなく、イラっとするママの演技も重要なファクター

(画像は黒木瞳公式Instagramのスクリーンショット)

2桁視聴率をキープし、毎週トレンドワード入りするほど盛り上がる『過保護のカホコ』(日本テレビ系)。

主演の高畑充希演じるカホコの愛らしさや、竹内涼真の麦野初の破壊力抜群なイケメンぶり、パパ(時任三郎)の毎度かわいそうな展開、ばあば(三田佳子)の神レベルの名言など、魅力的なキャラクターが多くの人を惹きつけている。

しかし、このドラマを盛り上げているのは、共感性の高いキャラクターばかりではない。

毎週のように視聴者をイラっとさせるママ――黒木瞳が演じる過保護ママの存在が、「カホコがんばれ!」「パパ負けるな!」という視聴者の心を一つにする原動力になっているのだ。


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■「うちも」の声

初回放送時のタイムラインには、同ドラマを観て「うちも…」といったリアル・カホコたちのコメントが多く見られた。

しらべぇが行なった調査でも、「自分は過保護に育てられたと思う」と回答した人は28.3%。過保護に育った自覚のある人は、少なくないようだ。

https://twitter.com/saku67499304/status/896721920388878336

カホコも麦野と出会い、過保護にされてきた環境から自立へ向けて成長しているが、そこで大きな壁になっているのが、過保護なママ。

何かにつけて「ママだったらこう思うな。そうでしょ? そうだよね?」と、カホコの思考を停止させるお決まりのセリフは、イラっとさせると共にかなり強烈。

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■過保護な親に世間は

そんな過保護な親に対して、周りはどんな風に感じるのか。しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,343名を対象に「過保護な親をどう思う」か、意識調査を実施。


「自分もそうだ」1.5%、「共感する」4.1%、「理解はできる」33.6%で、「過保護容認派」39.2%。

一方、「違和感がある」32.8%、「おかしいと思う」28.0%の「過保護な親にネガティブ」派は半数を超える60.8%で、やはり過保護は「良くない」と考える人が多いという結果に。


そんな「過保護な親にネガティブ」な人について、性別・年代別にチェックしてみると、
女性は年代のバラつきは少ないが、男性は年代が上がると共に、過保護な親への目が厳しくなっているとわかる。

この結果には、自分の子供に対して「過保護に育ててしまった」という後悔もありそう。

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■悪役としてのママ