韓国でいじめが訴訟に発展? 「対岸の火事ではない」と弁護士が警鐘
いじめと懲戒のバランスは、日本でもさらに問題化する可能性が…
■被害者の方に気をつけてほしいこと
また、被害者の方々に気をつけてほしいのが、多くの場合、いじめは加害児童の力だけでできるわけではなく、彼らを取り巻く、「いじめていい雰囲気」が必要だということです。
「いじめていい雰囲気」は、事なかれ主義で、強い方に媚びる姿勢の中にこそ生まれ、育ちます。
いじめが発覚した瞬間から、急に加害児童に重すぎる懲戒処分を行うというのでは、強い者がいじめっ子から、いじめられっ子に変わっただけで、学校が持っている事なかれ主義で強い者に媚びる姿勢、「いじめていい雰囲気」は改善されていません。
このままでは学校内の本質的な問題を放置してしまい、人を変えてまたいじめが起きる可能性があります。
■学校の先生は大変
こうしたいじめへの対処には、被害者に適切な対応をしつつ、加害児童にも、適切な指導や処分を行い、何よりも学校の中で再発防止策を講じていく必要があります。
こんなにも高度に人間力を求められる仕事をしている教員の方々の仕事は大変です。だからこそ、教員の方々は「先生」といわれるのでしょう。
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