「肉と飯のみ」という潔さ 『新潟タレかつ丼』発祥の店がウマすぎる
新潟市で「かつ丼」というと、卵とじでないメニューが出てくる?
■いざ実食!
右は、通常のカツ丼(1,050円)。卵とじのかつ丼は扱っていないため、潔く「カツ丼」という名のメニューだ。
カツは5枚盛られているが、女性や子供はカツ3枚のミニカツ丼(750円)でもいいかもしれない(写真左)
また、柔らかい食感が好みの方は、ヒレカツ丼(1,300円)という手も。こちらはヒレカツが3枚乗っている。
■カツ、ご飯、以上! という潔さ
いざ食してみると、まず「パン粉の細かさ」と衣の薄さに驚く。卵とじかつ丼の場合、どうしても衣が割り下を吸ってぶよぶよになってしまうが、肉にサクッと歯ごたえと香りを与えるためにごく薄い衣が存在しているかのようだ。
甘じょっぱい醤油だれは、かつとご飯を上手にまとめてくれる。また、乗っているのは「かつとご飯だけ」という潔さ。卵とじかつどんの玉ねぎや三つ葉、とんかつ定食の定番であるキャベツなどは同居しない。
箸休めにお漬物がつくが、汁物がほしい人は別途みそ汁を注文しよう。
たとえるなら「お肉の天丼」…というと少し乱暴かもしれないが、とんかつをご飯と最高に美味しく食べる方法のひとつであることは間違いない。
グルメ漫画『クッキングパパ』にも登場し、作者のうえやまとち先生も訪れている名店。新潟へ出かけた際は、お勧めの一店だ。
【とんかつ太郎】
住所:新潟市中央区古町通6番町-973
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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
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