なにかと話題の『豊洲市場』 見学会で見たハイテクぶりがヤバい
築地からの移転で物議を醸している豊洲市場、一般向けの見学会が開催されたので取材してみた
東京都が15日に、豊洲市場の一般向け見学会を開催した。1500人の応募者の中から100名が抽選で選ばれたこの会、しらべぇ取材班も参加した結果…
「豊洲市場マジでハイテクじゃん!」と、少ししか見ていないのに驚くほど高機能な施設になっていた!
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■こちらは水産卸売場棟
まず最初に通された『水産卸売場棟』は、世界から仕入れられた鮮魚をはじめとした、マグロなどのせりが行われる場所。場内は非常に広く、空調も大型のものが何台も設置されていた。
また、すぐ横には『冷蔵庫棟』もあり、トラックで運搬する際の動線もスムーズになるのだとか。築地はかなりガチャガチャしていたので、それが解消するようだ。
■景色のいい庭園も
次に案内されたのは『水産仲卸売場棟』の上にある庭園。ムチャクチャ景色がよく、ゆりかもめ『市場前駅』からもつながっているため、市場が開放されたら観光客スポットになることは間違いないだろう。
遠くにはレインボーブリッジも見える。取材当日は曇っていたが、晴れた日に見たら最高なんだろうなぁ…。
芝もしっかり養生されておりふかふか。居心地は最高にいい。ちなみに『水産仲卸売場棟』は『水産卸売場棟』と違い、魚屋や寿司屋などが魚介類を仕入れにくる場所である。
■青果棟へ行く道に…
最後に『青果棟』へ向かうときに、気になる店が! なんと築地でも人気の寿司店『大和寿司』が。市場がオープンしたら、こちらへ移るのだろうか?
青果棟も水産卸売場棟と同じく、導線がハッキリしているため運搬はスムーズになりそう。
あたりを見てみると、ターミネーターが出てきそうな謎のエレベーター的なものが。コレは何だろうか…?
話を伺ったところ、野菜などを保管する『低温立体自動倉庫』とのこと。言葉を聞いてもわかりづらいが、これを使うと簡単に野菜の出し入れができるのだとか。
■参加者の声は?
最後に見学に来た一般の方に聞いたお話を箇条書きでまとめると
・こんなにいい設備のある市場を放置するのはもったいなさすぎる
・地下水の浄化システムが高機能で納得できるものだった(マスコミは見学していない場所にある)
・ゲートが登録されている車両にしか開かないので、セキュリティがしっかりしていると思った
・小池都知事に早く安全を確認してもらい、使えるように努力してほしい
などなど。取材班が聞いた限りでは、「絶対築地じゃないとダメ!」という人はほぼいないようだった。
最後に記者が感じた「築地から移転した場合の観光客が感じるメリット・デメリット」をまとめると…
【メリット】
①休憩所や庭園があり、景色を楽しむこともできる。
②お台場や大江戸温泉物語などが近くにあり、レジャーにも最適
③飲食店が綺麗になる
【デメリット】
①築地にくらべ電車でのアクセスが悪く、前はハシゴできた銀座に行くのも大変
②駅からもやや遠く、場内が広いので飲食店を巡るのも少し時間がかかる
③築地で人気の飲食店がすべて移転してくれるのかがまだわからない
ぐらいだろうか。しかし、豊洲市場のハイテクぶりには驚かされるものがあった。
まだすべてを見ることはできないが、今後も需要があれば見学会は開催するそうなので、気になる人は市場のホームページをチェックしておこう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)
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