「男性専用車両」導入希望が5割超え 痴漢冤罪報道で大きく上昇

痴漢冤罪や線路内の逃走が数多く報じられる昨今だが、「男性専用車両」を導入する人の割合とは。

山手線

6日、JR東日本が2020年までに山手線の全車両に防犯カメラを設置することを決定したと報じられ、大きな話題となった。犯罪防止やテロ対策など、監視機能の導入によるメリットはさまざまだが、おそらく今、多くの人が気になっているのは「痴漢冤罪の防止」だろう。

先日、総武線の平井駅で男性が痴漢の疑いで警察に連行される事件が発生。周囲の乗客が無実を主張していたにも関わらず、女性の証言ばかりが尊重されてしまったことに批判の声も集まっていた。


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■昨年5月の調査を振り返る

痴漢冤罪の抑止力となりそうな防犯カメラの導入。だがこれは山手線に限った話であり、今後も冤罪の恐怖に怯えながら通勤通学する男性は少なくないだろう。

そこで近頃、導入が声高に叫ばれている「男性専用車両」について議論してみたい。この件に関し、しらべぇ編集部では昨年5月と今年6月に調査を実施した。

男性専用車両グラフ1

まずは5月の調査を振り返ってみよう。その結果、男性で29%、女性で35%が「男性専用車両も作るべき」と回答している。女性のほうが数値が高いのが少し意外なのではないだろうか。

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■再調査では半数以上が導入を希望

では次に、今年6月に再度行なった調査の結果を見ていこう。痴漢冤罪グラフ4

その結果、全体の50.4%が「男性専用車両を導入してほしい」」と回答。男性では45%、女性では56%が該当する結果となった。1年前に比べると、男性が約5割、女性が約6割の増加率だ。

また、今回の調査でも男性より女性のほうが数値が高い結果に。夫や息子など愛する人が痴漢冤罪の被害に遭わないように……と考えている人が増えた可能性もあるだろう。

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■20代男子の数値が高い