本を読むと知性が身につくのか? 高収入になるほど増える読書家
本を読む人が減少していると言われるが、知性を身につけるには読書が必要との声も。
若者の読書離れが叫ばれているが、本を読む行為はそれほど重要なのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,336名を対象に調査を実施。その結果33.8%の人が、「本を読まない人は知性がないと思う」と答えたのだ。
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■語彙力の低下は読書離れが原因か
自分をガリ勉だったと思っている人は、半数以上が読書をしないと知性が低下すると考えている。
たくさん勉強をした人が思っているなら、説得力も増す。
「興味ある分野について書かれた本を読むことで、視野が広がると思う」(30代・男性)
しかし読書量の多い人から、知識とはあまり関係ないとの声も。
「私はけっこう本を読むほうだけど、読書は趣味だと思っている。中でも小説なんて娯楽だし、知性を身につけるなんて思わず気楽に読めばいい」(40代・男性)
語彙が乏しい人が増えていると言われる現代には、読書が必要だとの意見もある。
「若者の語彙力が低いって言われるのも、ほとんど本を読まないのが原因だと思う。ネット時代に、長文を読むのが嫌になる気持ちもわかるけど」(40代・女性)
■高収入ほど本を読んでいる
収入別が高くなるほど、割合が増える。つまり高収入になるほど、読書をしていると言い換えられるだろう。
確かに経営者には、読書家が多いと言われている。いいアウトプットをしている人は、それだけインプットをしている。そのひとつが、読書なのだ。
「自分はまだまだだけど、成功者を真似て、たくさん本を読むようにしている」(20代・男性)
「本をたくさん読めば成功するなら、私はとっくに成功している。成功者は、読んだ後に自分で考えて行動する力があるんだと思う」(30代・女性)
わからないことがあっても、ネットで調べれば多くの情報が得られる時代。それでも本を重要視する人たちは、まだまだ多いようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,336名 (有効回答数)