『ラ・ラ・ランド』発声可能上映で無音の悲劇 「わかる」の声も

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(画像は『ラ・ラ・ランド』公式サイトのスクリーンショット)

3D、4D上映など、楽しみ方が多様になってきている映画館。とくに「発声可能上映」は声出し・コスプレ・サイリウムの持ち込みなどが許される上映で、『シン・ゴジラ』を筆頭に盛り上がりを見せたことから注目を集めている。

そんな中で実施された、アカデミー賞史上最多タイのノミネート数を誇った映画『ラ・ラ・ランド』の発声可能上映で起きた、まさかの悲劇が話題になっている。


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■発声可能なはずが「無音」に

ミュージカル映画なだけに、その盛り上がりが期待されていたが、訪れた人のツイートを見ると……

と、拍手もコスプレも発声もないという悲劇。これでは、一体なんのための発声可能上映なのか……とも思えなくもない。

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■『ラ・ラ・ランド』の発声可能上映についてファンは

この件について、『ラ・ラ・ランド』のファンはどう思うのか。しらべぇ取材班は話を聞いてみた。

「別に発声可能じゃなくていいかな。私自身はいつも家で歌ってるくらい作品そのものは好きですけど、合唱して楽しいのオープニングくらいだと感じます」(20代女性)

「カラオケとかでひとりでは歌いたいけど、みんなで歌ったり拍手するのは難しいと思う。暗がりだし、周りの反応を見ながらやるってできないから。自分がもし発声可能上映に行ったら、たぶん空気読みすぎて歌えなくなる(笑)」(20代女性)


ミュージカル映画として歌い踊る陽気なシーンもあるものの、主人公ふたりの恋愛ドラマがメインである本作。しっとりとしたシーンも多く、冒頭のタイミングを逃せば盛り上がるのはたしかに難しいだろう。

また、日本人の「周りを気にしがちな性質」にも、「無音上映」の原因があるのではという指摘にも、納得できる部分はある。


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■日本人の映画離れ

しらベぇの調査によると、映画をテレビで放送されるまで待つと答えた人は、約4割にものぼっており、映画を映画館で見ない人は一定数存在する。

映画

もともと発声可能上映に向いているとは考えられていなかった『シン・ゴジラ』が盛り上がりを見せた一方、ミュージカル映画にも関わらず無音の劇場が発生した『ラ・ラ・ランド』。

新しい試みだからこそ、日本人が映画館に足を運びたくなるようなイベントにするための工夫が必要だろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・菜箸ヨーコ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo 
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日

対象:全国20~60代の男女1386名(有効回答数)

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菜箸ヨーコ

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