【おんな城主直虎】前半と後半で大きく変わる「男優陣の顔ぶれ」

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(画像はNHK公式サイトのスクリーンショット)

去年から、大河ドラマファンの間では「◯◯ロス」という言葉が飛び交っている。

これは人気の高いキャラクターが作中で死亡した際に発生する喪失感を表した言葉で、こうした現象自体はインターネットが普及する前からあった。たとえば1996年の『秀吉』の時は、渡哲也演じる織田信長があまりにも人気を博したため、本能寺の変以降の回は視聴率が下落してしまったほど。

つまりNHKは、「◯◯ロス」を考慮しながら番組を制作しなければならないのだ。


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■ツートップの途中退場

先週の『おんな城主直虎』は、三浦春馬演じる井伊直親の死亡回だった。

歴史は覆すことはできない。だからこれは最初から分かっていたことだが、それでも視聴者の中には「直親ロス」に打ちひしがれる人が少なくないようだ。

https://twitter.com/pili7hm/status/845973772708429824

だが、「悲劇」は今後も立て続く。近いうちに高橋一生がその役を担う小野政次が命を落とすはずだ。彼の没年は西暦1569年。ドラマ上の時系列ではまだもう少し先の話だが、決して遠い未来でもない。

Twitterでは、今から「政次ロス」を心配する声が相次いでいる。

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■顔ぶれが一変

この時点で、今年の大河ドラマの「恐ろしさ」が顔を出した。

それは、番組の前期と後期とで男優陣の顔ぶれが一変してしまうというものだ。

主人公の子供時代の回は考慮に入れないとしても、主人公の周りの男たちが次々に途中退場してしまう大河ドラマは非常に珍しい。そして「◯◯ロス」で空いた穴を、全く別のキャラクターが埋めるという構図だ。まるでサッカーを見ているよう。

『直虎』での織田信長は、歌舞伎役者の市川海老蔵が演じる。また、盗賊団の頭・龍雲丸は柳楽優弥が務めるということもすでに発表済みだ。あとはこれから東海道に軍を差し向ける予定の武田信玄は、誰が抜擢されるのか。

それによって、『直虎』を視聴するファン層が大きく変わってしまう可能性がある。こんな作品は他にないだろう。


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■傑山は最後まで生き延びる

その中で、最後まで『直虎』に居続けるであろう人物が市原隼人演じる傑山だ。

史実の傑山は、1584年の小牧・長久手の戦いで大活躍している。だが、この合戦は直虎死後のこと。ということは、市原隼人が柴咲コウより先に退場することは恐らくないだろう。

市原隼人はこの作品で、非常に大きな女性人気を得た。今では「セコム傑山」とも言われているが、そんな彼の活躍は今年いっぱい視聴できるはずだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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Sirabee編集部

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