悩みの大半は「お金が解決」してくれる?女性が半数超えの理由
生きていれば、悩みはつきものである。はたしてそんな悩みは、お金で解決できるものなのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,400名に「悩みについて」の調査を実施。その結果、41.5%もの人が「悩みのほとんどはお金があれば解決する」と回答をしたのだ。
■お金の心配が多い30代から40代の女性たちの意見
性年代別では、どの年代でも女性のほうが多いのが印象的である。
とくに、30代から40代の女性が高い割合になっている。結婚をすると財布のひもを女性が握る場合が多く、この年代は子供の学費などでなにかとお金がかかるのは確かだ。
「お金のやりくりで、頭がいっぱい。もっとお金があれば、こんなこと考えなくていいのに…と考えるときがある」(40代・女性)
「仕事が嫌だけど、辞めると収入がなくなるし次が見つかるかも不安。お金があれば、すぐに辞めるのにと思ってしまう」(30代・女性)
同じ質問を、職業別で見てみよう。
一番多いのは商工サービス自営で、半数を上回っている。利益が家計に直結する職業なので、お金にシビアになるのは仕方がないだろう。
一方で一番少ない割合なのは公務員。こちらは収入が安定しているために、お金にそれほど執着がないのかもしれない。
■今あるもので満足できない人はたとえ手に入れても満たされない
一方で、「お金では解決できないことも多い」と主張をする人もいる。
「お金で解決できると思っていることでも、実際はそうでもないことも多い。名声やプライドなど、お金で買えないものを手に入れるために足を引っ張る人たちは、札束を見せても黙ることはない」(40代・男性)
「今あるもので満足をできない人は、たとえ手に入れたとしても『まだ足りない』と感じるだけ」(40代・女性)
そうは言われても、お金が欲しいと思う人も多い。
「人の心に関することをお金で解決ができないのは、十分に分かっている。ただ大学進学を家庭の金銭事情で諦めるなどは、お金があることで解決できること」(30代・男性)
お金で解決できないことは、多くある。しかしお金さえあれば解決ができることがあるのも、また事実のようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,400名 (有効回答数)
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