おしゃれの仕組みを解き明かす!スタイリストの「おしゃれシステム」とは

こんにちは、スタイリストの久保田(フランソワ)です。

「おしゃれの仕組みをシステマチックに解説できないか?」を生涯の研究テーマとしてきましたが、ついさっきそれが完成したので発表しようと思います。名付けて『おしゃれシステム』、服に悩める老若男女必見です。


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◼おしゃれシステム=3つのメリハリ

あなたのファッションコーディネートがおしゃれに決まるかダサくなるか、その境界線は「メリハリの有無」にあります。そしてここからが大切なのですが、

①シルエット

②色

③素材

④肉体

この4要素のうち、3つ以上にメリハリが効いていればほぼ確実におしゃれに見えるのです。当然、2つ以下しかメリハリが効いていなければダサく見えてしまいます。

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①シルエット

たとえば上半身がタイトでコンパクトな服ならば、下半身にはゆったり大きな服を合わせる――こういうのが基本的なシルエットのメリハリになります。

他にもベルトや帽子、靴、マフラーなどの小物によってもシルエットのメリハリを作ることはできますし、単品でメリハリの効いたシルエットを持つ服も存在します(ハイブランド品に多い)。

メリハリ4要素の中で一番重要なのがこの「シルエットメリハリ」ですが、ダサ見えしてしまう人の9割はコレができていません。

(画像はzozo.jpのスクリーンショット)
(画像はzozo.jpのスクリーンショット)

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②色(柄)

色柄に関しても、上半身×下半身、アウター×インナー、服×バッグに反対の要素を取り入れることでメリハリを効かせることが必要です。

・派手色×地味色

・濃色×淡色

・有彩色×無彩色

・無地×柄

コツとしては、

「赤×青」というような具体的な色名でのメリハリはあまり考えないこと。「赤」といってもオレンジ寄りやピンク寄り、紫寄りなど、解釈によってはだいぶ異なるイメージになってしまう可能性があるからです。

言葉としての「赤」「青」は、実はファッションの世界ではあまり有用ではないのです。


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③素材

これは自然とできている人が多いです。

トップスにトレーナーを着てるのに、ボトムスにも同じ生地のスウェットパンツを選ぶ人はいないでしょう。レースカーディガンのインナーに、レースのブラウスは着ませんよね。自然と異なる素材を合わせたくなるはずです。

素材メリハリの具体例は無限にありますが、分かりやすい例をあげるなら、

・ツルツル素材のジャンパー×ザラザラ素材のデニムスカート

・つやつやレザースカート×モコモコセーター

・起毛したウール素材のパンツ×シャカシャカナイロンコート

・かっちりトレンチコート×ざっくりニット帽

などでしょうか。

(画像はzozo.jpのスクリーンショット)
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④肉体(顔、髪、体型)

「30代になったら今までの服が似合わなくなった」というあなた。これは肌・肉のたるみやシワにより、肉体のメリハリが無くなってきたことで起こります。つまり、メリハリ4大要素のひとつである「④肉体」が使いものにならなくなってしまったのです。

これが20代前半までのハリのあるピチピチお肌なら、よほど太りすぎでもない限りほっといても「メリハリの効いた④肉体」でいられるため、あと2つの要素でメリハリを効かせさえすればいいので楽なんですね。

おそらく、あなたが20代前半のときは「②色柄」「③素材」にはそれなりに気を配って服選びをしてきたことでしょう。そして自然にメリハリの効いた「④肉体」。見事おしゃれの3要素をクリアしています。

ところが加齢により④が失われてくると、メリハリ要素がひとつ不足してしまいます。こうなったら別の要素、すなわち「①シルエット」でもメリハリを効かせるように努力しなければならないのです。

もちろん「④肉体」をあきらめず、トレーニング等により若いときのメリハリボディをキープし続けるという方法もありますが。


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◼上級テクニックとして

全身を1色の色で統一してしまう「ワントーン・コーデ」、あれはメリハリ要素のひとつ「②色」をあえて封じてしまうという、おしゃれ上級者のテクニックなのです。

なにしろ、残りの3要素全てでメリハリを付けないといけなくなりますから。

(画像はzozo.jpのスクリーンショット)
(画像はzozo.jpのスクリーンショット)

他にも、上下ともデニムで揃えてしまう「デニム・オン・デニム」は、③の素材メリハリを捨ててしまうという高等テクニックですね。

「太ってるから」「幼児体型だから」「もうオバサン(オジサン)だから」といってオシャレをあきらめる必要はありません。

ただ「④肉体」のメリハリが効かないだけですから「①シルエット」「②色」「③素材」の3要素できっちりメリハリを効かせれば必ずおしゃれにキマります。

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(文/久保田フランソワ

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Sirabee編集部

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