小田急の喧嘩遅延もこれ? 座席の横取り被害者はかなり多い
10分程度遅延したのち走りだしたが、今度は電車に殺到した客の重みで当該電車のドアが開かなくなるという事態が。
2月28日午前7時ごろ、小田急小田原線・小田急相模原駅付近で「乗客トラブル」が発生。10分程度遅延したのち走りだしたが、今度は電車に殺到した客の重みで当該電車のドアが開かなくなるという事態が。
なんとも珍しい「トラブルのダブルパンチ」で、通勤客は大混乱となった。
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■原因は女性同士の喧嘩?
「乗客トラブル」の原因はなんだったのか。Twitterの目撃情報を総合すると、中年女性2人が「ぶつかった」「ぶつからない」で口論となり、喧嘩を始めたことだった模様。
若者が止めに入ったが、それにも「お前に言われたくない」などと激昂。さらに駆けつけた駅員にも悪態をつき、手がつけられない事態に陥ってしまったそう。
事態収集までに10分程度要したうえ、その影響による客の殺到でドアが壊れたため、対応に時間がかかり、遅れが拡大してしまった。
結局60分から80分程度遅れることに。原因を知った小田急ユーザーからは、怒りの声があがった。
「喧嘩ならよそでやれよ、迷惑だ」
「多額の賠償金を課してほしい」
「昭和のバーゲンセールじゃねえんだぞ」
■喧嘩の原因は不明
遅延の理由は「中年女性同士の喧嘩」と判明しているが、原因については「身体がぶつかった」ことしかわかっていない。もしかすると「我先に!」と空いたイスに突進したAが、同じく座ろうとしたBに接触してしまったのかも。
このように、電車で座ろうとした瞬間に突進してきた他人に席を取られることは多々ある。
しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,400名を対象に「一目散に座席に座ろうとする他人に席をとられたことがある」かどうか聞いた調査でも、「ある」と答えた人が44.9%存在。性世代別で見ると女性の割合が高くなっており、60代女性では58.3%にまで達している。
「席をとられそう」と思ったとき、その人間がぶつかってきた。そのようなことになれば、怒るのも無理はないが…。それでも、電車を遅延させる行為は許されない。
■経験者に話を聞いた
席を取られたことがあるという30代の女性に話を聞いてみた。
「朝の通勤時間に『空いた』と思って座ろうとしたら、50代くらいのおばさんがスルスルッと走ってきてとられたことがあります。やっぱりいい気はしないですよね、座れたら寝れますし。
仮にぶつかられたら、やっぱり腹が立つと思います。もし自分に自信があれば、女性でも男性でも文句を言うかもしれません。ただ喧嘩になると命の危険もありますので、『バカなババアだな』と思って我慢するのが得策かなと思います」
やはり喧嘩になるような行為は、控えてほしいものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の男女1,400名(有効回答数)