千眼美子(本名・清水富美加)ブログ開設に見る芸能活動存続の行方
2017/03/01 06:30
清水富美加こと、千眼美子が2月28日に新たなブログを開設した。芸能人の多くがオフィシャルブログを開設する、サーバーエージェントが運営するAmebaブログだ。
既報の通り、運営側が芸能人として開設の審査をしたものではなく、あくまで一般の人同様に個人ブログを開設した状況にすぎない。
■Amebaブログの運営オフィシャル化の意味
女性に人気の高いAmebaブログは芸能人に限らず、運営の審査を通ったオフィシャル化は条件を満たしたブロガーのみに認められ、一定のステータスがある。
現在はプロフィールに「Amebaオフィシャル」、ヘッダー画像に「by Ameba」のロゴ、ページタイトルのテキスト最後に「Powered by Ameba」が入るのが特徴だ。
以前は「Powered by Ameba」と小さなロゴが付くだけだったが、その“お墨付き”を装いたかった某人気ブロガーが、こっそり画像加工してロゴを入れるという暴挙に出た事件が起きたほど。
一般の開設ブログと審査通過したオフィシャルブログでは、運営からのサポートの有無だけではなく、位置付けが大きく異なるといってもいいだろう。
清水ならびに幸福の科学側は、引退ではなく芸能活動は継続する意向だが、オフィシャルブログの開設ひとつとっても、この状態なのだ。
■オフィシャル化の可能性は薄い
こうした状況に芸能ライターN氏はこう語る。
「さまざまな芸能事務所とリレーションを持つ以上、この時点で清水が芸能人としての審査を申請しても、現実的に審査を通すことはリスクがあると考えるのが普通です。一般の個人ブログとしてやる分には、黙認という形になると思いますが、教団側がどう出るか…。
大手出版社とも勝ち目のない訴訟をしていますから、審査申請が通らないということになると、トラブルを起こす可能性も否定できません。もしも清水が芸能活動という枠組みにこだわって審査を申請した場合には、運営側は難しい選択を迫られるでしょう。
Amebaブログは芸能人のブログとして人気ですが一般のブロガーも多く、確か2月に大幅なカテゴリ変更をしたばかりです。こんな形で注目されるのは、かなり迷惑なのではないでしょうか」
■激しいファン離れ
また別の芸能ライターI氏は、今後の展望の厳しさを指摘する。
「芸能界での活動がどうこうより、ファンが完全に引きましたからね。最近では彼女のことを記事に書くと『宗教の宣伝に加担するのか』という人もいます。
騒動直後はまだ応援したい気持ちがあった人も『本は読んだし、Twitterもチェックしているけど、あれが彼女の語る“真実”で“全部、言っちゃう”の本当の全てだとしたら、がっかりした気持ちしかない』という感じです。このタイミングではもう遅いというか、ブログからメッセージを出すにしても、話題になる期間は短いでしょう。
状況は違いますが、少し前に元オセロの中島さんが、裁判で和解したことをブログで報告しました。無断転載を禁じたエントリーですが、そもそも話題にしたメディアはほぼなかったと思います。清水さんの場合は当面、公開予定の作品などがありますから話題化しないことはないですが、このままでは早晩そういう状況になりかねないですね」
3月1日午前0時現在の状況を確認しても、ブログは投稿されておらず、騒動の端緒となったTwitterも、2月26日に6つ目のツイートをしたのを最後に更新は途絶えている。
新たに開設したこのブログで、清水は何を語るつもりなのだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・チーム・ぺる)
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