もしもスパイダーマンが糸を飛ばすのが尻からだったら…
アメイジングなスーパーヒーロー“スパイダーマン”の特徴といったら、危険を察知するスパイダーセンスと、手首に付けたウェブシューターと呼ばれるクモ糸発射装置だろう。
しかし、本来クモが巣作りや獲物を捉える際に使う糸はお腹の先から出すもの。人間でいったらお尻の先と言えなくもない。
そんなわけで、スパイダーマンの糸が出る場所を実際のクモに寄せたパロディムービーを作ってみたら、こんなことになってしまった。
■解剖学的に正しいスパイダーマン
『ANATOMICALLY CORRECT Spiderman(解剖学的に正しいスパイダーマン)』と題された動画に登場するのは、どこかからか金を盗み、警察から逃げている様子のヴィラン(悪役)。そしてその前に颯爽と現れた我らがヒーロー、スパイダーマンだ。
武器を手にした相手に対し、早速得意のクモ糸攻撃でナイフを絡め取る。しかし、どうにも我々の知っているスパイダーマンの姿と違う。
それはどこかというと、クモ糸が手首からではなく、お尻から出ているのだ。
■お尻のパワーで悩むことも
突然授かったスーパーパワーのおかげで人生はバラ色…とはいかず、彼の中身は花も実もあるティーンネイジャーだけに悩んでしまうことも多い。
いつの間にか敵に恋の悩みを相談してしまうお茶目なスパイダーマンだったが、話を聞いているフリをしながら逃走を試みようとするヴィラン。
しかし彼のスパイダーセンスがみすみす悪を見逃すはずもなく、ついには彼の必殺技が炸裂してしまうことに…。
■ヒーローには見た目も大事
馬鹿馬鹿しいコンセプトとは思いつつも、クモ糸が出る場所がお尻になるだけでここまでカッコよさが薄れることには正直驚いた。やはりヒーローたるもの、能力の内容だけでなく見た目も重要ということだろうか。
とはいえスパイダーマンは原作では6本腕の怪人「マンスパイダー」に変身してしまったりもしているので、これくらいのマイナーチェンジがあっても案外違和感は少ないのかもしれない(?)。
・あわせて読みたい→意外と小物だったこともあった「キャプテン・アメリカ」の歴史70年
(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)
・合わせて読みたい→長野県・ねずこの森が「鬼滅の聖地」と話題 公式もやはりノリノリだった