時間泥棒は金銭強奪より悪質?高収入な人が少数派の理由
「時は金なり」との言葉があるように、時間の重要性は昔から言い伝えられてきた。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,400名に「時間について」の調査を実施。31.9%の人が、「時間を奪うのはお金を奪うよりも罪だ」と回答をしたのだ。
■無駄な会議や飲み会はやめて
性年代別で見ると、女性は年代でそれほど差はない。
しかし男性では、40代以降が多い割合になっているのだ。
「仕事がいっぱいなのに、無駄な会議とかやめて欲しい。上の自己満足に付き合わされて、大事なことが後回しなんておかしい」(40代・男性)
「上司が頻繁に飲み会をするので、断りにくくて困っています。家族との時間が奪われている感じで」(40代・女性)
またプライベートに関しても、次のような回答があった。
「日時を決めて約束をするのが、あまり好きではない。当日に、思いついた行動をしたいタイプなので。でも断ってばかりだと友達がいなくなるから…。行ったら、楽しいんだけど」(20代・男性)
■高収入ほど時間に寛大に
収入別では、予想外の結果に。
ビジネス書の中でもタイムマネジメントは、人気テーマのひとつ。成功者こそ時間を重視しているとおもいきや、年収1,000万円以上が一番少ない。
「時間管理をがっちりすると遊びがなくなる感じがして、余裕を持たせるようにしました。意味がないと思うようなことでも、後で役に立つものも多いし」(30代・男性)
また、価値を見いだせるかどうかによって、時間を“奪われた”と感じるかどうかが決まるところも。
「楽しいことなら、予定していたものを後回しにする価値がある。説教の長い人は、本気で時間泥棒だと思うけど」(30代・女性)
人との付き合いは、お互いの時間を共有している。自分の時間を使うだけではなく「相手の時間」もまた使っている――といった意識を持つ必要がありそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,400名 (有効回答数)
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