「隠したいデータ」持ってないと思う人の多さにセキュリティが心配
スマホやパソコンを使う現代人。なかには思い出が入ったデータや、個人情報も保存している場合があるだろう。こうしたデータは消したつもりでも、後から復元できることはあまり知られていない。
また、自分ではそのつもりがなくても、パソコンで作ったファイルに、人に見られたくない情報が含まれてしまうこともある。
はたして、日本人は自分自身の個人データセキュリティについて、どれくらい意識を持っているのだろうか。
■見られたくない電子データ
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,400名を対象に「人に見られたくない電子データがある」か、調査を実施した。
「ある」と回答したのは全体の35.6%。3人に1人の割合で意識していることが判明。
男女別では、男性40%に対して女性30%と10ポイントの差がある。年代別では、どの年齢でも3割以上の男性に対し、女性は世代による差が大きい。
30代以下は半数近いものの40代以上は30%を下回り、都合の悪い個人的なデータなど「持っていない」と思い込んでいる人が多くなる。
■意識しないうちにデータがパソコンの中で保存されることも
実際には、パソコンを使用していれば気恥ずかしいサイトを見る見ないにかかわらず、あらゆる情報が保存されている。
たとえば、ウェブサイトだけでなく、ファイルの閲覧履歴も残っている場合がある。家庭でパソコンを共有している場合は、とくに削除しておくとよいだろう。
ファイルを目に触れないようにしておくだけなら、隠しファイルの機能を使うかファイル暗号化ソフトが有効だ。
気をつけておかなければならないのは、パソコンを手放す場合。ファイルをゴミ箱に入れて削除するだけでは不十分で、データを完全に消したとはいえないため、専用のソフトを用意したほうがいいだろう。
思わぬところから流出することがないように、データ管理を日頃から意識しておきたい。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1,400名(有効回答数)
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